首が回らない
2008年 10月 21日
菱沼くんは私の担当編集者のなかで最も若くて、26歳だそうだ。
そして彼のお母さんは私より一つ上、ほぼ同じ年。
そうか〜、私の息子か〜と思う。
菱沼くんはどうかわからないけれど、私は年の差というのは全く気にならない。
18歳だろうが、88歳だろうが、
気の合う人とは合うし、かみあわない人とはかみあわない。
単に趣味の問題ではないかと思う。
自分の年というものも気にならなくなってしまった。
人間は一年にひとつずつ年をとるわけじゃないし、というか年なんて、老化の尺度にすらならない。定規の目盛りで花の美しさを計れないように、人間を年で解釈することは無理なのだ。
うちの娘は生まれてから11年しか経っていないが、魂は私より老練している。
菱沼くんのお母さんが私の本を読んでくれているそうなので
「いつも息子さんにはお世話になっています」とサインした本を贈呈した。
でまあ、息子を連れて、近所の割烹で一杯やって食事をした。
浪人時代に私の小説を読んで感銘してくれたという。そういう人がいつしか自分の担当者になるのだから、生きているってありがたいことだなと思った。
浪人していたころは、きっと私といっしょに一杯やるなんて考えもしなかったろうな。人生、なにがあるかわからない。生きてりゃいいのだ。
松茸の土瓶蒸しとか、栗の渋皮煮とか、かつおのたたきとか、牡蛎の土鍋ごはんとか、
秋の味覚満載のメニューで、ものすごくおいしかった。
湯河原の「しらこ」の料理はうまい!そして安い。
東京に行っても忙しくていつもロクなものを食べない。
地元がいいな〜と思う。のんびりできる。家のそばで飲むのが一番だ。
昨日はずっと、朝から首が痛い。回らない。
たぶん、疲れのせい。肩凝りがひどくなると首が回らなくなるんだ。
熱燗を飲んで家に戻ってそのまま爆睡したら、朝10時まで寝てしまった。
ああ、家はいいなあ。寝てほっとしたら首も治っていた。
よく寝たせいか、気分もすっきり頭もすっきりしている。
深酒をしなければ、こんなに体調っていいんだな。
酒を飲んでずいぶんと苦しい思いをしてきたが、やっとこの年になって適度に飲む、
ということを学んだ。まったくバカだな私は。学習能力低いな。
ま、しょうがないか。アル中の父の娘だし。
さて、仕事だ。さくさくと仕事だ。

