近況と夢
2008年 08月 27日
その後、東京駅で大介くんと待ち合わせをして、大介君が書いたという絵をもらう。おそばを食べて帰ろうとしたら、東海道線は大雨で止まっていて復旧の可能性もなさそうだ。しばらく東京駅で難民のように座っていたが疲れたので、近くのホテルに泊まることにする。
翌日もまだ電車は遅れていて、なんとか東海道線で国府津まで行くが降ろされ、乗り換えて伊東線に乗るが、小田原で電車が泊まってしまう。夫と娘が車で迎えに来てくれて、二人を見たとき本当に家族はありがたいと思った。家族以外にいったい誰がこのおばさんを必死で拾いに来てくれるだろうか!
ほんとうは、ばななさんとお茶の約束をしていたのだが、こんな大雨で予定は流れる。家に戻り疲労のために寝る。翌日も体調が悪く、疲れが背後霊のように背中にこびりついていて、すかっとしない。あまりに混んだ電車に乗ったからかもしれない。
今朝は、不思議な夢を見た。たぶん、ワークショップに出たことで夢が活性化しているのだ。ほんとうにリアルな夢だった。
夢のなかで私は演劇の公演に出演することになっている。ところが、いろいろあってセリフを覚えていない。通し稽古でもセリフが入っていなくて怒られる。そうこうするうちに本番になってしまう。やっぱりセリフが入っていないが、芝居が始まる。私の役は、セリフは少ないが劇の進行上、大切な役のようだ。……というのも、私は劇のストーリー自体を把握していない。
扮装はどこかヨーロッパの貧しい少年のようで、名前はアンドレとかいう。まったくいいかげんな役者だが、なんとかなるだろうと思っている。どんどん劇が進む。私は自分の出番を待っているが、だんだん不安になり、舞台の袖で他の役者から台本を見せてもらう。すると、台本が私の台本と違っている。そして私の出番がなくなっている。
「おかしい、この台本じゃない」と思う。
すると、別の人が、
「これが最終台本よ」
と別の台本を見せてくれる。そこには、私の名前らしきものが入っているが、どこが自分のセリフかよくわからない。セリフはうろ覚えだが、ぼんやりと覚えてはいる。そのセリフがない。私の出番はどこだろう……と必死になっているうちに、なんだか自分だけ取り残されたような淋しい気持ちになってくる。
舞台の何幕かが終了し、場面がチェンジしている。もしかしたら出番かもしれない。ほんとうに私でいいんだろうか。だが、自分がここに出て大切な役を演じるはずなのだが……。
困っていると、私の前にいた役者の一人が言う。
「そろそろだよ。アンパンマンの後についていけるのは、あなただけだからね」
アンパンマンの後についていく……?どういうこと?
ああ、出番だ。しかし、すごくトイレに行きたくなる。ああ、出番が来たらもうトイレに行けないのに、バカバカ、取り返しがつかないよ。
……と思っているところで目が醒めた。
ああ、妙な夢だった。