水をまく
2008年 08月 16日
毎日継続しているのは、庭に水をまくことだ。
朝と夕方。植物の様子を観察しながら水をまく。
そろそろ今年の花が終わり、来年の花芽となる新葉が出ている。
今年、クレマチスを近所のホームセンターの園芸店で買ったが、
最初のクレマチスはあえなく枯らせてしまった。
クレマチスは根をいじられるのが嫌いだと聞いたので、
次のクレマチスは根をいじらずそっくり鉢に移した。
ところがどういう加減でか、水のキレが悪くなり、仕方なく土を入れ替えた。
どうもクレマチスのことがよくわかっていない。
一年間、根がつくまではほったらかしておいたほうがいいのかもしれない。
ちなみに、ホームセンターには花も咲かずに売れ残ったクレマチスがたくさん置いてある。苗が弱いようだ。あのクレマチスはみんな捨てられてしまうのかな。すでに半分枯れていた。
枯れそうになって半額の札がついている苗を、何度か買って来ているが、
家でちゃんと水やりをすれば、みるみる元気になる。
そういうときは、とってもうれしい。
それでつい、枯れそうな安売りの苗ばかり買ってしまう。
トルコキキョウは、葉の部分ばかりが巨大化している(笑)
園芸種の方が育てるのが難しいのはなぜだろうか。山野草は日当たりと水やりに注意すれば、それなりに愛らしく育つのに、園芸種は育つうちにだんだんグロテスクになる。
園芸種の鉢植えを、徹底的に葉を落として、小さな盆栽用の鉢に移し、6月から時間をかけて育てていたら、うまく根がついてバランスのよい小ぶりの花をつけた。とても可憐だ。このまま根を保護して、寄せ植えにしようと思う。
マリアカラスというバラを買って来て植えた。花が終わったら、横から新芽が伸びてきたのだが、それがマリアカラスとは似ても似つかない、棘のデカイ、ごぶっとい、恐ろしいような新芽だった。バラの専門家の友人に聞いたら、
「ああ、それは先祖返りね。バラは挿し木で増やすんです。挿し木に使った原種のバラが出てきちゃったんですね。それはマリアカラスじゃないですよ。花も小さくて貧弱な花が咲くだけでしょう」
「じゃあ、マリアカラスを咲かせるにはどうしたらいいの?」
「その、野太い枝を切り落として別の芽を育てるんです。すると、またマリアカラスが出てくる可能性がありますが、出て来ないかもしれません」
バラもいろいろ複雑なのだなあ……とびっくり。