夢を見た

ゆうべは、娘が蕁麻疹になり、夜中2時に「痒い〜」と起きた。
夜になると体内のステロイドが分泌されなくなるのだ。朝になれば治ると言い聞かせて冷やして寝る。

明け方、まったく不思議な夢を見た。
夢に登場してきたのは、藤原新也さんである。最近、お会いしていないが勝手に夢などに出してしまって申し訳ない。
夢のなかで、私は藤原さんからなにかを教わっているのである。
場面は三回変る。どうやら、藤原さんは私になにかを教えるために、三回も通って来てくれたらしいのだ。場所はいつもどこか見知らぬホテルのロビーだったり、食道だったりする。

一回目は、単純な分数計算をする。その勉強を見てもらっている。
私のほかにもう一人の女性がいる。その人がメインであり、私はおまけのようだ。なぜ分数計算なのかわからにが、紙に計算問題が書いてある。

二回目は、きれいな図案が描いてある紙を眺めながら、その図案のなかの円の数を数えている。やはりほかにもう一人女性がいる。藤原さんはその人と私になにかを教えているのだが、どうも、その人に教える姿を通して私になにかを伝えようとしているらしい。

三回目は、どこかの講堂のような場所で、藤原さんがしきりと「田口さん、あれ見える?」と言うのだ。どうやら藤原さんには別のものが見えるらしいが、私には見えない。「見えません、なにが見えるのですか?」と聞くと、「ふうん、やっぱり女性には見えないのか」と藤原さんが言うのである。

ずいぶん長くて入り組んだ夢で、内容も忘れてしまったが、藤原さんが「ふうん、やっぱり女性には見えないのか、頭の構造が違うんだよ」みたいなことを言っていたのが、印象的なのだった。夢のなかで私は「えー?なんで私には見えないの。見たいなあ」と思っている。

同時に、夢のなかではなにを教えてもらったのかよくわかっていたのだが、目が覚めたらさっぱり忘れてしまった。なんで分数計算したのか、円を数を数えたのか、それぞれ意味があってなるほど、と思っていたのに、忘れた……。

残念だ。
by flammableskirt | 2008-07-24 12:50

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