半襟
2008年 04月 27日
ちくちくと慣れない裁縫を、老眼鏡をかけてやっていたら「まるでお母さんみいだ」と言われた。まるでお母さんみたいって、あたしゃお母さんじゃないか。
「うーん、昔のお母さんみたいだ」
ああそうですか。
私が死んだあと「うちの母は、病気で寝ているそばでよく着物に半襟をつけていた」なんてエッセイに書いたらかっこいいぞ、娘よ。「着物の半襟を見ると母を思いだす」とかね。めっちゃ和装の似合うかっこいい母親って感じじゃん、ほほほほ。
「だが、母はふだんはいつも青いジャージに長靴をはいていた。ほとんど毎日その格好で湯河原の町を歩いていた」
う、うるさい!そういうことは覚えておらんでよろしい。

