きもちいいこと
2008年 04月 14日
エサレンマッサージというのは、私も受けたことはあるが、それがどういうものかは、あまりよくしらない。アメリカインディアンのエサレン族の聖地で発祥したことから「エサレンマッサージ」と呼ばれる。
湯河原では、旅館やホテルが、エサレンと提携していて、宿泊すると受けることができる。私の場合はご近所なので、ときどき疲れると電話をして家まで出張してもらう。すごい贅沢。
いま、アメリカからエサレンの若きホープという、ネイサンという男性が来日していてセッションやマッサージを施術しており、そのマッサージを受けてきた。とてもソフトなボディタッチで、しかも身体をぐるんぐるんと操られ、気持ちいいのであった。
こんなふうに、精魂込めて自分の身体を触ってもらったことって、あったろうか……と、思った。なんだか赤ちゃんになってお母さんにあやされているような、そんな気分になる。そして、終わったあとは、自分も家族に対してこんなふうに触ってあげたいと思った。いや、誰に対しても言葉はなくとも、こんなふうに触れられたら、きっと、とってもうれしいだろうなあ。
それから、ふと、わたしが「お母さんにあやされているような、そんな気分になる」と、思うのは、わたしがお母さんにそのようにあやされたことがあるからで、もう、忘れてしまっているけれど、たしかに、お母さんはわたしのことを優しく抱いて、あやしてくれていたのだ。その記憶があるから、いま、そのように感じるんだなあ……と思った。
そうしたら、なんだかすべての赤ちゃんが、お母さんにやさしくあったかく包まれて大切にされて気持ちよく眠れるといいなあと思い、自分が気持ちよくなるだけで、ものすごく気前よくなることにびっくりした(笑)
このマッサージが、とってもよかった、ってことなんだろう。