銀河鉄道の夜 って、ちょっと怖い


「銀河鉄道の夜」をモチーフにした小説を書こうと思い立ち、この童話を読み返しているのだが、ラストで博士が出てくるあたりが、私にはいまひとつ腑に落ちない。
そうしたら、子どもも同じことを言っていた。
「銀河鉄道の夜」は怖い童話だと、ずっと思っていた。正直、子どものとき読んであんまり好きじゃなかった。とにかく、私には「ホラー」に感じたのだ。
いま読むと、ホラーとは思わない。なぜそう感じたのか、それが不思議だ。だがなにか理由があるのだろう。いま読んでも、やっぱりちょっと怖い。怖いってのは、ぞっとするとか、恐怖とかそういうんじゃなくて、たとえば、戦争反対を叫んで目の前で灯油をかぶって燃えている人を見るような、そんな怖さだと思う。


2008年4月12日(土)
東京ノーヴィ・レパートリーシアター公演
「銀河鉄道の夜」
12時30分開場 13時開演
前売り3500円 当日3800円
学生2000円
劇場  「シアターカイ」

公演後に「銀河鉄道の夜」をめぐるアフタートークをおこないます。
田口ランディ VS レオニード・ア二シモフ

宮澤賢治の「銀河鉄道の夜」は、舞台化するのがとても難しい物語。
でも、この上演は宮澤賢治のファンタジーの世界を忠実に美しく表現しつつも、オリジナリティを失っていない。物語をトレースするのではなく、自分たちのなかにとりこみ、再構築しています。大人はもちろん、子どもたちが初めて接する演劇としても、たいへん優れた作品に仕上がっています。

上演のあと、演出家のアニシモフさんと、宮澤賢治の作品世界についてお話をすることになりました。私も友人と、子連れ観賞する予定。小学生以上の子なら理解できるはず。子ども料金は学生と同じだそうです。やっぱ、子どもたちに観てほしいなあ。いい演劇には大人と子どもの区別ってないと思うんだよね。

問い合わせ
東京ノーヴイ・レパートリーシアター
Tel/FAX:03-5453-4945
by flammableskirt | 2008-04-11 15:55

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