広島、長崎、福島、沖縄で開催する文章講座

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プロセスワーカーの佐野浩子さんとは「核」がらみで出会った。高レベル放射性廃棄物の最終処分地をめぐる対話の場づくりを、オンラインで開催することになり、佐野さんのファシリテーターとしての能力にほれ込んだ。いくつかのプロジェクトを一緒にすすめていくうちに、私は自分の思い込みを修正しなければならなくなった。
佐野浩子を親分肌の姉御のように思っていた。落ち着いた声や場の仕切りが完璧だったからだ。知り合ってみて、その落ち着きは彼女のナイーブさと表裏だと気づいた。たいへん繊細な方だった。ナイーブであるからこそハードな社会問題の対話の場を仕切れるのかもしれない。
タフでなければ生きていけない。
優しくなければ生きている資格はない。
対立の仲裁に入るのが趣味だ……と佐野さんは言う、不思議な人だと思った。対立の仲裁なんて、ややこしくてめんどくさい仕事だ。
私は、アーノルド・ミンデルのプロセスワークに興味を持っており、ミンデルが創設した米国のプロセスワーク研究所に留学し、プロセスワーカーの資格をもつ佐野さんの考え方や感じ方を学んでみたかった。
複雑な国家間のワールドワーク(対話)を自分の天職だと佐野さんは言うが、私にはさっぱり理解できない。それは現代において最も不毛で苦しい仕事だと思える。
だが、そういう希有な人がいるから人類はここまで生き残ってきたのかもしれない。
私から見ると人類の調停者のような佐野さんが「広島や長崎でクリエイティヴ・ライティングをやってみたい」と言う。もちろん私は二つ返事で「それは面白いかもしれない」と応えた。そして、それはまだ話半分の未来のことだとたかをくくっていたのだが、ある日、企画書が届いた。
そこには開催予定が2024年8月と書かれていた。
今年やるのか? と思ったが、確かにいまやらなくていつやるのだ?と思えた。世界各地に紛争が飛び火して戦争の気配が濃くなってきている.
そういう時代だから歴史的な土地で個人と土地の記憶を呼応させてみたら、新しいビジョンが生まれるかもしれない。
東京、広島、長崎、福島、沖縄……と、各都市でクリエイティヴ・ライティングを開催していこう。そんな、壮大な話が動き始めた。
プロセスワークのドリーミングボディとクリエイティヴ・ライティングが出会うと何が起きるだろう。この、社会実験についてまずは東京で、プレイベントとワークを開催します。
詳細は後日。案内メールをご希望の方はこちらへ。https://forms.gle/NTVaqr4ZrLns61jQA

by flammableskirt | 2024-04-07 20:13

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