ドラマで学ぶオープンダイアローグ
2023年 06月 20日
ドラマで学ぶ「オープンダイアローグ」
DDD主催・第1回ワークショップ
企画・ファシリテーション:向後善之・田口ランディ
日時 7月8日(土)AM10:00〜PM19:00(延長になる可能性があります)
※お昼ご飯はご自身で持参してもよいし、ケータリングのお弁当を頼むこともできます
場所 「flat base」
銀座線「外苑前」1a番もしくは1b番 出口 徒歩1分 銀座線・半蔵門線・大江戸線「青山一丁目駅」5番出口 徒歩9分 銀座線・千代田線「表参道駅」A4番出口 徒歩10分
〒107- 0062 東京都港区南青山2-26-1 D-LIFEPLACE南青山10階
https://www.kddi-webcommunications.co.jp/corporate/access
※素晴らしい音響&照明設備を完備した駅近くの開場です
定員 30名
講座料 20000円(※昼食代・飲み物&軽食込み)
◎イベント内容の詳細、アクセス方法等はメールでお送りいたします。
【講座内容のご説明】
ドラマを通してオープンダイアローグを体験、
基本的な思想や方法を学んでいくための講座です
▲フィンランド発祥の画期的な対話のメソッド
オープンダイアローグは、フィンランドのラップランド地方で行われてきた対話によるケアの技法です。お薬は使わず、精神的なダメージを受けている当事者と関係者たちによる継続的な対話を続け、対話の中から、当事者が自分自身の力で回復していくお手伝いをします。
▲「まんがでやさしくわかるオープンダイアローグ」の著者によるワークショップ
オープンダイアローグは困難な精神病の治療方法として世界的に注目を浴びていますが、精神病だけでなく、さまざまな社会問題を対話で解決するのにも役立つ技法です。関連書も多く出版され世界的に注目されています。オープンダイアローグは医療者でなくても誰もが参加可能な新しい対話のメソッドです。基本的な考え方を臨床心理士の向後善之さんと学びます。
▲地域社会で実践するためのノウハウを
多くの一般の方にオープンダイアローグの存在を知ってもらい、対話を通して地域の人たちが精神的な問題に悩む方たちをサポートしていく基盤をつくりたいと考え、初心者がオープンダイアローグについて学ぶことができるワークショップを開催いたします。地域で教育や福祉に携わっている方たちにぜひご参加いただきたいと考えています。
この講座は三部構成になっています
1「オープンダイアローグについて学ぶ」
2「ドラマワークで課題を共有する」
3「ドラマ形式でオープンダイアローグを擬似体験する」
・向後善之さんが「オープンダイアローグとは何か?」の講義で、オープンダイアローグについて知ってもらいます。
・自分たちの問題を題材としてドラマを演じます→ サイコドラマワーク
・ドラマ内でオープンダイアローグを行います→ オープンダイアローグのワーク
・学びのシェアリング→ オープンダイアローグを通して何を体験したかをシェア
▲どなたでもご参加いただけますが、参加者はドラマワークに加わる可能性が大きいです。もし見学のみをご希望の方は事前にお申し出ください。
企画者・プロフィール
向後善之
臨床心理士
神奈川県に生まれる。石油会社での会社員生活の後、渡米。CIIS(カリフォルニア統合学大学院)では、統合カウンセリング専攻。サンフランシスコ市営のRAMS(Richmond Area Multi-Services)他でカウンセラーとして働いた後帰国。現在、ハートコンシェルジュでカウンセリングを行うとともに、大学で臨床心理学を教えている。 著書に、「マンガでやさしくわかるオープンダイアローグ(日本能率協会マネジメントセンター)」、「人間関係のレッスン(講談社現代新書)」、「カウンセラーへの長い旅―四十歳からのアメリカ留学(コスモスライブラリー)」他。
自己紹介
カウンセリングの理論は、いっぱいあります。しかし、どの理論も万能ではありません。理論を相談者に押し付けてしまったら、単なるお説教になってしまいます。私は、相談者の個性や状況にあわせ、カウンセリング手法を選びます。カウンセラーは、助産師みたいな存在で、生み出していくのは、相談者自身であり、カウンセラーは、そのプロセスをサポートする存在だと考えています。
座右の銘:「錯覚いけない。よく見るよろし。」・・そそっかしいので。口癖:「なんとかなる!」・・学生から指摘されました。
田口ランディ
作家 一般社団法人Creative Writing Center代表理事
2000年に「ひきこもり」を題材にした小説「コンセント」(幻冬舎)を発表しベストセラーに。その後も社会問題を通して人間の心の闇をテーマに広く執筆活動を展開。
2001年に第一回婦人公論文芸賞を受賞。作品は多言語に翻訳され、「コンセント」「アンテナ」は映画化された。フィクションとノンフィクションを往還しながら独自の作品世界を構築。「パピヨン 死と看取りへの旅」「ヒロシマ、ナガサキ、フクシマ、原子力を受け入れた日本」「富士山」など著作は共著も合わせると60冊以上に。
著述以外にもアート、音楽など他分野のアーティストとコラボレーションを展開。障害をもった子どもたちとのアートワークショップを定期的に続けている。
社会活動では発達障害の会「一人ひとりの個性を大事にする会・色えんぴつ」を地域で立ち上げるほか、広く市民と専門家が集い原発問題を扱う「ダイアローグ研究会」や、放射性廃棄物最終処分に関する対話の場づくりなど、対話による問題解決を追求してきた。
自己紹介
自身の家族の体験から介護・アルコール依存症、看取りの問題にコミットしてきました。2017年に元オウム真理教信者だった死刑囚・林泰男さんとの交流をきっかけに「どのような人間も、環境、外部からの圧力や影響によって望まぬ行動をする場合がある」ことを実感し、集団心理や、群集心理について興味を持ってきました。
集団は怖い反面、自立した個人がゆるくつくるネットワークは未来の可能性でもあると思っています。
オープンダイアローグは「自分を知るための道」