熊本に行って来た。熊本日々新聞の熊本地震特集に寄稿をさせていただくことになり、その準備も兼ねて益城町を訪ねてきました。
熊本日々新聞の記者の方に、熊本市内にある「橙書店」さんに連れて行ってもらいました。
「私に、田口さんの新刊『逆さに吊るされた男』をすすめてくれたのは、この書店の主の田尻さんです」
熊本だけでなく、全国にも有名なのは、この店主の田尻久子さんの本を読む力が多くの読者、作家を惹きつけているからとのこと。その田尻さんが作品をすすめてくださったことを知り、ドキドキしながらお店へ。
わあ!まるで田尻さんのお宅の書斎に招待されたような、温かくて落ち着いたお店。小さいなスペースに、カフェと小物、そしてこだわりのある本が並んでいました。全部読みたい!毎日通いたくなるような本屋さん。お店に置かれてある本はみんな、田尻さんご自身が読んで、お客さまにすすめたいと思う本。本が訴えて来ます!
一日目は、5時で閉店の日だったのでご挨拶だけ。二日目はゆっくり本を見ながらお茶をするぞー!と早めに来店。すると「さっきまで、高山文彦さんがいらしたんですよ」とのこと。え、高山さんとは18年くらいお会いしていないけれど、地元の高千穂で鉄道会社を買って事業を始めたと聞いていた、わあ、お会いしたいなあ、と思わずつぶやいたら、田尻さんが連絡をとってくださり、20分後に高山さん登場。
うれしい再会。高山さんの著書を「逆さに吊るされた男」の参考文献とし使わせていただいており、お礼もできてほんとうによかった。
で、そうだ!高山さんに新刊をお渡ししようと、橙書店さんで購入……のはずだったのですが、代金を払おうとしたら「がーん!財布を車に置いてきちゃった!」お金がない。ど、どうしよう「高山さん、やっぱり買ってください」と泣きつこうとしたら、熊日の記者さんが、慌ててお金を貸してくれました。ひー。冷や汗かいたよー。
まったくもう、おっちょこちょいですみません。
今回は水俣にも一泊。ガイア水俣さんに泊めてもらい、友人の高倉敦子さんと山の石神をめぐり、温泉に入り、淵上ゆみちゃんと三人で諸国屋さんのランチを食べました。湯の鶴温泉、お湯がすばらしいです。入浴料200円。
桜満開でした。
海沿いのアコウの木にもご挨拶。
くぐると寿命が伸びるという鼻ぐり岩。いまはくぐれないけれど、山清水が岩をくぐって流れています。
ガイア水俣のサイトはこちら 通販サイトが充実しています。わたしのおすすめは甘夏と「天の紅茶」。この紅茶はほんとうにおいしい。なんだか身も心も清らかになるような、渋味のないさわやかでいて深みのある紅茶なんです。
すっかり熊本のみなさまにお世話になりました。
これから記事を書きます。