7月2日 「伝えることの大切さ」明治大学
2011年 06月 23日
いま、伝える方法はほんとうにたくさんあります。世界中にいろんな意見があふれています。私も自分のブログで自分が伝えたいことを一方的に書いています。これは私が伝えたいことであって、「絶対の真実」ではありません。私という人間の身勝手な思いです。誰かが私の話に耳を傾けてくれない限り、私の文章を意志をもって読み、その内容を理解しようとしない限り、私の書いたもの、しゃべった言葉は「記号」にすぎません。
伝えるというのは、言葉だけではできないということもわかりました。必至でしゃべっても「バカじゃないの?」と思われておしまいということもあります。人は言葉を聴いているようで実は「体感することによって聴いている」のです。全方位的感覚で聴いています。伝えるということは「全方位的感受性に向って全身で表現する」ということです。そういうことを、お話できたらいいなと思っています。
田口ランディ
「伝えることの大切さ 今私たちにできること」
主催:World Wide Minamata
場所:明治大学リバティータワー1103教室(御茶ノ水駅から徒歩3分、神保町駅から徒歩5分)
日時:7月2日(土) 14:00-18:00(18:00-19:30 懇親会)
申し込み:https://spreadsheets.google.com/spreadsheet/viewform?formkey=dHhHd2dfRlRrcDd0bmxIRGFKOHdDYVE6MQ
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「伝えることが、我々の唯一の強みである」 - ユージン・スミス -
若い世代の“無関心”が社会問題化している現代社会。
その”無関心”を理由に伝えることを諦めてきた他の世代。
今、”伝える”ことの意義が問われている。
同時に、情報化する社会。
それに伴い、SNSやブログなど、新しい形の”伝える手段”が注目されている。
マスメディア、教育、NPO団体での活動、書物、twitter・・・。
多種多様な方法で、”伝える”活動を仕事にしてこられた講師の方々。
”伝える”ことの大切さ、難しさ、意義を語っていただきます。
またWorldWideMinamataの活動の理念を紹介し活動参加メンバーを募集します。
何かを知ったときの感動を、まずは近くにいる人に伝えることが第一歩。
講演を聞き、意見交換をすることで、”伝える”をいう一歩を踏み出す“キッカケ”に!
国際社会問題、環境問題に興味のある人
国際協力というキーワードに惹かれる人
メディア業界に興味のある人
NPO団体の活動に携わりたい人
何か伝えたいことがある人
実際にプロとして様々な”伝える”経験をされてきた講師の方々と直接話をしたい人
行動は、知ることから始まる。
この"キッカケ”を見逃すな!
【主催】World Wide Minamata
【場所】明治大学リバティータワー1103教室(御茶ノ水駅から徒歩3分、神保町駅から徒歩5分)
【日時】7月2日(土) 14:00-18:00(18:00-19:30 懇親会)
【内容】
WWMの活動内容説明
講演 -伝えることの意義とは-
WWMの”伝える”活動にあなたも参加しませんか? -”伝える”ことの一歩目として-
【懇親会】
豪華な講師の方々と気軽な雰囲気の中でお話いただけます!
講演内容に対する質問ができるチャンス!
※お飲み物と軽食をご用意いたします。
【料金】
イベントのみ・・・500円
懇親会のみ・・・1000円
イベント+懇親会・・・1000円
【講師紹介】(講演順)
○鈴木亮氏(国際環境NGO A SEED JAPAN メディアCSRプロジェクトディレクター)
マスメディアが報道における公共性・独立性を発揮し、市民が主体的にメディアを選択する社会を創造するという目標を掲げるメディアCSRプロジェクト。大手テレビ会社がCSR活動に取り組む意義について研究し、テレビ会社に「メディアCSR」を提言するための「メディアCSRフォーラム」開催を目指しています。
http://www.aseed.org/mediaCSR/
twitter:@suzumeryo
○魚住葉子氏(DAYS JAPAN)
危機に瀕していると言われる日本のフォトジャーナリズム。志あるフォトジャーナリズムが消え、時代を読み取る目を失うことを防ぐため、世界情勢を写真で伝える雑誌、DAYS JAPAN。ボランティアでの活動者が多い中、数少ない編集部のメンバーとして現在電子版DAYSInternationalの担当をしていらっしゃいます。
http://www.daysjapan.net/
○森永由紀氏(明治大学商学部教授)
世界各地で環境問題が深刻化している現代。大学教授というアカデミズムの立場から、学生に対して自然科学的な知識を伝えることで、人類と自然との共存を実現できる新しいビジネスパーソンの育成に尽力。研究テーマとしてモンゴルの遊牧と気候、水俣病の途上国への発信など。
http://www.meiji.ac.jp/shogaku/teacher/index.html
○田口ランディ氏(作家)
長編小説「コンセント」を以って小説家デビュー、以来数多くの著書を出版。社会問題への痛烈な疑問を投げかけ、自らの思考を広く世に伝える活動を精力的に行う。現在「ふくしまキッズ夏季林間学校プロジェクト」や「個性をだいじにする会・色えんぴつ」など、児童教育・福祉にかかわるほか、「ダイアローグ研究会」を主催し次世代の対話のあり方を模索している。http://www.randy.jp/
○実川悠太氏(NPO法人水俣フォーラム 事務局長)
広く一般市民に対して、公害の原点といわれる水俣病事件の周知及び伝承に関する事業を行う水俣フォーラム。設立当初から水俣展や水俣への旅、記念講演会を開催することで伝える活動を実践してこられました。
http://www6.ocn.ne.jp/~mf1997/
お申し込みはこちらから
https://spreadsheets.google.com/spreadsheet/viewform?formkey=dHhHd2dfRlRrcDd0bmxIRGFKOHdDYVE6MQ
(※懇親会に参加希望の方は6/27までに申し込みをお願いいたします)
お問い合わせ先
worldwideminamata@gmail.com
World Wide Minamataとは?代表メッセージ
大学入学前は水俣病について浅い知識しか持っていなかった私が、水俣病に目を向けるようになったきっかけは、大学の授業で聞いた水俣病についてのプレゼンテーションです。そして半年後、水俣フォーラムという日本のNPOと、インドネシアの環境ボランティア団体の協力を得て、水俣展inインドネシアの開催を実現。規模は小さいながらも、参加者からのメッセージから効果を実感することができたこの成功は、私に3つのことを教えてくれました。水俣病の持つメッセージ性、本気で伝えれば相手の心に響かせることができるという自信、水俣病という悲劇を体験した国としての伝える責任。今、世界中で起こっている水銀汚染。経済発展の裏に潜む環境問題。水俣フォーラム主催の水俣明治大学展や、夏に行った水俣での合宿などでの活動を通して、これらの問題に目を向ける学生と出会い、“第二の水俣病を起こしてはならない”という思いから、この団体を立ち上げました。
○方法
日本から飛び立つ学生が貼ったポスターが、MINAMATAを知るキッカケに。
海外に出発予定の学生(留学生、旅行者など。彼らはWWMの “ミッショナリ―”,日本語で”伝道師”。)にMINAMATAのポスターを渡し、渡航先の国(空港、飲食店、大学など)に貼って来てもらう。貼ったら本人が自身で貼ったポスターと共に写真を撮り、webにアップロード。ポスターにはwebのアドレスを載せておき、そのサイトでは水俣病の被害や経緯及び、世界中の水銀汚染の現状の情報、動画などが多言語で見られるようにしておく。また、Web上に世界地図を用意し、貼った国、場所にマーク、名前、国籍をつけていく。
日本語版HP(http://worldwideminamata.wordpress.com/)
英語版HP(http://worldwideminamata.com/)(改良中)
今回のイベントでは、最後にWWMの”ミッショナリー”として海外にポスターを貼るという”伝える”活動に協力してくださる方を募集します。講演で”伝える”ことの意義を理解し、我々の活動に共感していただければ幸いです。