新刊「アルカナシカ」の見本があがった!
2011年 06月 16日
この本は小説「マアジナル」を執筆するために取材してきた内容を、ノンフィクションとしてまとめたもので「マアジナル」とは双子の姉妹のような関係だ。「マアジナル」の内容がさらに突っ込んで説明されている。
「マアジナル」のなかに登場した、哲学者カントと霊視者スウェーデンボルグ。冥王星発見者のトンボーとパーシヴァル・ローエル。タロットの愚者と放射性物質プルトニウム、。そしてUFO。それらが時空間を超えて交叉し、不思議なシンボルとして関連しあっていることを、私自身が体験したノンフィクションだ。
「マアジナル」を読んでおもしろかった人にとっては、間違いなくおもしろいはず(哲学の予備知識がなくて噛み砕けないと思った人はこれを読めばわかる)。そして、この本がおもしろいと感じるなら「マアジナル」はさらにおもしろいはずだ。
でも、いったいどちらが小説で、どちらがフィクションなのか……。作者でも混乱してくる。事実は小説より奇なりとは、よく言ったものだ。日常と非日常の「アルカナシカ」の旅はいまも続いている。もちろん、第二段もある。とてもこのままじゃ終れない。
人生とは自分が意識を向けたものの集大成である。「マアジナル」
アルカナシカ 角川学芸出版