共星の里美術館と「カミサマホトケサマ」
2010年 05月 02日
最初に訪れたのは、福岡県にある共星の里の美術館。
このサイトにとても詳しい写真が紹介されています。
http://www.geocities.jp/nonbiri_go/diary0701107kyosei.html
友人の写真家、船尾修さんの写真展「カミサマホトケサマ」のギャラリートークのゲストとして呼んでいただきました。雑誌「風の旅人」の編集長の佐伯剛さんもいっしょに、「聖地とは?」というテーマで鼎談。
編集長のブログにも詳しく書いてあります。
http://kazetabi.weblogs.jp/blog/2010/04/
「共星の里と表現について」
三人で国東半島を取材したときのエピソードや、それぞれの「聖地」に対する思いをしゃべっているうちにあっという間に2時間が過ぎてしまいました。トークのあとは親睦会。会場に来ていた人たちと交流するうちに夜は更け、酔っ払い、気がついた時にはもう朝。徹夜で私につきあってくれた、下関から来た若者たち、ほんとにありがとう(笑)
船尾修さんは、すてきな人です。私が尊敬する写真家の一人です。船尾さんは、国東半島に残る日本の古層の風景、精神性に魅せられて、国東に移住して国東を撮り続けています。だから、船尾さんの写真はディープです。その土地に住んでいる人でなければ撮れない、生活と結びついた宗教の一番コアな部分を見つめています。
ピグミー族と一緒に生活し、フィールドワークしたり、エベレストの登山ガイドであったり、多彩な活動をしていながら、1時間遅れの時計で平気で暮している船尾さんの生き方を隣で見ているだけで刺激的だし、なんだか気持ちがふわーっと楽になってしまうんだよな〜。
連休中も写真展が開催されています。福岡近辺にお住まいの方たち、共星の里までピクニックに行ってみては? とってもユニークな、山の中の小さな町でした。近所にある「音楽館」もぜひ。百年前の蓄音機の音、感動しますよ。
具体的にどういう場所かは、行ってみてのお楽しみですよ、ふふふ。
この人が船尾さんです。
写真が、古い小学校の教室ととても合っていました。
共星の里、アードディレクターのヤナギさん。すてきなおじさまです。大変お世話になりました。
「ヤナギさん、楽しかったよ〜!また遊びに行きます」