きっと見つかる新しい生き方「生き方の祭典」


映画「降りてゆく生き方」公開一周年記念イベント
きっと見つかる新しい生き方
「生き方の祭典」

■日時:4月18日(日)
【午前の部】11:00(開演)/10:30(開場) ⇒終了予定15:00
【午後の部】15:30(開演)/15:00(開場) ⇒終了予定19:30

■スペシャルゲスト:
武田鉄矢(主演)、苅谷俊介(出演)、木村秋則(奇跡のりんご)、寺田啓佐(寺田本家23代目当主)、向谷地生良(浦河べてるの家)、篠田昭(新潟市長)、山之内義一郎(森をつくった校長)、熊木杏里(主題歌)
ほか


各地で自主上映会が進んでいる「降りてゆく生き方」の公開一周年イベントが行われます。
この映画は制作プロセスそのものが、いまどのように生き方を選択したらよいかを問いかけてきます。
まずは、初めての方は制作コンセプトはで読んでみてください。

私は昨年の今ごろ、月乃光司さん率いる「壊れ者の祭典」といっしょに朗読会を開催。同じ時に同じ新潟でこの映画の先行上映会があり、モデルともなった「べてるの家」のみんなが来ていたのでいっしょに上映会に参加。ついでにシンポジウムまで出席してしまったのでした。縁あって観たこの映画は、現代社会の様々な問題をてんこ盛りにしてありました。芸術性を求める映画ファンにとっては「説教くさい映画」と言われそうですが、私はこの映画のなかに流れる製作者の「どうしてもこれを伝えたい」という、意気込み、執念のようなものを感じ、この映画の宣伝に協力することにしました。伝えたいことを、たくさんの人に、わかりやすく伝える方法として映画という手法が選択され、コンセプトのもとに作られている。
まず、コンセプトありき。そういう映画があってもいいじゃないか!と思ったのです。

この映画は、地元で地域活性化に取り組み方たち、地方のシャッター商店街をなんとかしたい、地場産業を回復させたい、地元の野菜を売りたい、そんな人たちにはぜひ観てほしい映画です。たくさんのノウハウが詰っています。これからは農業だ!と思う方もぜひ観てください。

今回のイベントは、ゲストがユニークです。知っている人なら知っている……という、ディープな人たちばかりです。たとえば「奇跡のりんご」の木村秋則さん、べてるの家の向谷地生良さん。まったく新しい生命観や人生観を提示している人たちなので、知らない人はぜひこれを機会に触れてみてください。当日は私も出席しています。誰でも参加できます。映画の上映会もあります。

ちなみに、私は「降りてゆく生き方」はしたくないです。なんだか降りっぱなしみたいで抵抗がある。
わざわざ自虐的にそこまで降りなくていいじゃなかと思うわけです。へたれだからね。
「降りられる生き方」でいいと思っています。
単なる言葉の問題かもしれない、へりくつみたいだけれど言葉を扱う私には大事なことです。
数年前に東京大学で「べてるに学ぶ降りてゆく生き方」というイベントがあったときも、
私は「降りたくない」とシンポジウムで発言し、この言葉にこだわってしまいました。
いざという時に一段か二段、降りられたら、それでいいじゃないかと思います。
そのほうが自然じゃないかな。
そういうことも、一度ゆっくり、監督の森田さんとお話してみたいです。
by flammableskirt | 2010-04-09 17:11

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