誰かがいまも悩み苦しんでいること

ずいぶんとたくさんの本を書いてきたが、すべての人が私の本を読むわけではないのは百も承知。
地方に講演に行くと、家族にひきこもりがいる、鬱病の友人がいる、父親がアル中で働かない、という方とたくさん出逢う。こういう問題は何度でも書いていいのかもしれないと思う。私の家族はすでに皆死に絶え、私のなかでは終わった問題となったが、この話題は何度でも書いていいのかもしれない。なので、これから少しずつ、ブログに書くことにする。もし、あなたの周りに、アルコール依存症、ひきこもり、精神病の家族に悩んでいる人がいたら、教えてあげてください。


◎ひきこもりについて
私の兄はひきこもりであったが、ひきこもりにもいろんなタイプがあり、兄の場合は母親との共依存型のひきこもりだった。兄は「俺がいなくなったら母親はオヤジに殺される」とよく言っていたし、事実、それに近かった。兄がクッションとなって兄に父の関心が向くので、母親が父から暴力をふるわけることは少なかった。兄が死んでほぼ一年半後に母が死んだのは、偶然ではなく、母は父の集中攻撃に耐えられなかったのだと私は思っている。家族という集団は、妙なバランスの取り方をするものだ。だから、誰かがひきこもっているなら、そこにはなにかしら家族の間の微妙なバランスが関わっている場合があり、あながち無益でもなかったりする。
by flammableskirt | 2009-10-26 17:23

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