ゴーギャン展
2009年 09月 07日
早く観に行かないと見逃してしまいそうだ。なんにせよ、明日しか行く日がない。
タヒチに行ったのは、作家になる前だから、もう十年以上経つ。
モーレア島にヒコという友人が住んでいて彼の家に泊めてもらったのが一番、印象深い。
それからダイビングしてサメの餌付けというのを見た。
そのとき、いっしょにタヒチに行ったのは続純代という冒険家の女性で、この間、南極点に徒歩で行ったりした人。
女四人の旅行だった。その後、他の三人とはほとんど会っていない。続さんとは去年、ほんとに10年ぶりに会った。何年会わなくてもいっしょに海外旅行をしたような人とは、昨日、別れたみたいにしゃべれるから不思議だなあと思った。
タヒチ島で、ゴーギャンのレターセットを買った。それがとても気に入っていて、最後の一枚の封筒はまだとってある。タヒチはすばらしいところだったけれど、なぜか、また行けるとは思えない。全身入れ墨のネイティブの男性がいて、その入れ墨の素晴らしさに魅入られたのを思い出す。ものすごくハイブリッドだと思った。人間なのに精霊みたいだった。私の顔も人間より動物に近い感じだし、親近感を覚えた。
私はタヒチには住めないなあと思った。どうしてだろう。あそこにいると限りなく限りなく淋しくなる。
なんだかとても孤独になる。日本と違い過ぎるからかなあ。それとももっと別の理由だろうか。
ゴーギャンだってここにいて淋しかったに違いないと、タヒチで思ったことを思い出す。