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作家 田口ランディの新刊・イベント情報・近況をお知らせします。 


by flammableskirt
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新刊「ゾーンにて」が23日、発売になりました。
この作品は福島の警戒区域20キロ圏内に棲む動物たちの眼で世界を見てみよう、と思い書き始めた作品集です。原発事故発生から3ヶ月後を起点にして、時系列で四つの中編が収められています。どれも、放射能汚染がテーマです。

この本の発売にともなって地元である湯河原の本屋「好文の木」さんが「出版記念特別パック」を企画してくれました。いま、「好文の木」で「ゾーンにて」を購入すると、もれなく写真DVDが付いてきます。

事故発生当初から警戒区域を撮影してきた、写真家のトニー谷内さんの写真集「人の住めない場所」の音楽つきデモDVDです。この写真集はいまもなかなか知ることのできない警戒区域内の貴重な映像が収められています。
そのデモ版を、トニーさんの協力で作っていただきました。

湯河原にも本屋さんは一軒だけになってしまいました。地方の本屋さんが疲弊するなか、著者も本屋さんと協力して一緒に本文化を盛り上げようと思い、このような企画を考えてみました。「好文の木」は私の既刊本をほとんど揃えています。絶版になって手に入り難い本も在庫があります。

どうか、私の新刊を入手されるときはぜひ、「好文の木」でご購入ください。店長の林純子さんとは長年の親友。とてもていねいで親切な対応の本屋さんです。

好文の木 サイト はこちらです


好文の木の林店長(右)、サイトの杉山店長(左)、写真家のトニー谷内(左下)さんと。
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トニー谷内さんの写真集もよろしく、命がけのすごい写真ばかりです。トニーさんちょっと強面だけど、とっても優しい人……。
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こんな感じで送られていきます。音楽は旧友の笹川敏幸さんが作曲してくれました。風のそよぎのようなピアノ曲です。
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気、気合い入ってます。ほとんど人が歩いていないような田舎町なのに……!
林さん、寝ないで作ったんだって……泣ける……。
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なんかもう、申し訳ないような感じ……わはは。
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by flammableskirt | 2013-05-23 15:58
極限芸術「死刑囚の表現」
2013年4月21日(土)〜6月23日(日)まで
広島県福山市鞆の津(とものつ)ミュージアムにて
300展を越える死刑囚の絵画を公開!表現の本質に迫る

http://abtm.jp/blog/197.html
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福山市鞆町にある小さな美術館で、いまかつてないほど大規模な死刑囚の絵の美術展が開催されています。死刑囚となった人たちは限られた画材しか与えられません。それを駆使して密室の孤独のなかで独自の表現を獲得していきます。それまで絵など描いたこともないような人も、絵を描き始めることが多く、なかには特異な才能を開花させる人もいます。死刑囚が確定すると外部交流者の数が制限されます。死刑囚の心の世界を一般の人は知ることができなくなります。この美術展は死刑囚と呼ばれる人たちが、どんな内的世界を生きているのかを知る機会であると同時に、人間が自分を表現するということがどれほど大切なことかを感じさせてくれます。
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6月8日(土)に死刑囚の方との手紙の朗読と講演を行います。

朗読「死刑囚からの手紙」
地下鉄サリン事件によって確定死刑囚となった林泰男さんとの手紙のやりとりの一部を抜粋して朗読します。死刑が執行されるときの思い、事件に対する気持ちの変化、被害者の方への思い、死刑囚の複雑な心が伝われば……と願っています。

講演「生きること、それは自分を表現すること」
自己表現……とはなんでしょうか。わたしは長いこと自分を表現することが不安で、怖くてできませんでした。どう表現していいのかもわかりませんでした。絵を描いても文章を描いても「うまくやろう」としてしまう……。自由に自分を表現できない。それはとても辛いことでした。表現とはなにか……、死刑囚の絵画を通していっしょに考えてみたいと思います。

鞆の津ミュージアムは福山にありとても遠いです。
広島近辺にお住まいの方は、どうか興味のありそうなお友達にお知らせください。
めったにない機会です。見ることが可能な方はぜご覧になってください。

田口ランディ
by flammableskirt | 2013-05-20 09:49
『第18回ダイアローグ研究会のお知らせ』

ダイアローグ研究会とは?
2010年に発足した対話のための研究会です。
北村正晴、田口ランディ、大森正之が発起人となり、明治大学においてほぼ隔月で研究会を開催しています。一般参加者と専門家が対話する場として、毎回、五〇人前後の方たちが参加してくだっています。そのなかには原子力の専門家も多く、また、新聞やテレビに携わるジャーナリストもメンバーとして参加。幅広い年代、さまざまな職業の人たちといっしょに、多角的な問題提起を行い、対話を続けてきました。
5月のダイアローグ研究会の案内をお送りします。

日時 5月21日(火)18時30分~21時
場所 明治大学駿河台 リバティタワー9階1093教室
テーマ 「福島第一原発事故以降のデモの変遷について」


司会 田口ランディ
小柳 元(ライブハウス「新宿ネイキッドロフト」スタッフ)
 
ゲスト
平野 悠(ロフトプロジェクト会長)
針谷大輔(民族派義勇軍議長/「右からの脱原発」著者)
http://www.giyuugun.jp/sb/

「3月11日の東日本大震災の影響で福島第一原発が爆発して以降、日本に住む人達は、原発の怖ろしさに気付かされ、意識が変わりいたるところで脱原発デモを起こすようになりました。しかし、脱原発デモといっても、一括りには出来ずいろいろな立場の人たちが、それぞれの方法でデモを立ちあげていたりします。
今回の僕の発表ではそんな震災以降の色々なデモに実際に深く関わっている人たちをお呼びしてデモという現場で何が起こっているのかを皆さんに紹介しながらデモというものについて参加者の皆さんと考えていきたいと思います」 企画者 小柳元

小柳さんは、「ロフト」というライブハウスで企画担当をしており、事故後、イベントを通してデモと深く関わってきたそうです。その経験を通して事故後の反原発デモの変遷と、それに関わる人たちの心の変化を考えていきたいと思います。ゲストの針谷さんの意見、興味津々!いつもと違うノリの対話ができそうですね。
 デモに行った人も、行かなかった人も、デモってなんだったのか? 改めて問うてみませんか?

参加希望の方は下記に、お名前と連絡先を明記して参加希望のメールをお送りください。
PCアドレスのある方はそれもご明記ください。


田口ランディ
by flammableskirt | 2013-05-15 19:19