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作家 田口ランディの新刊・イベント情報・近況をお知らせします。 


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3月27日金 池袋の東京芸術劇場にて、
 飴屋法水演出・平田オリザ作「転校生」を観てきました。
 以下にその感想。

 21人の女子高校生たちが、舞台で繰り広げる日常会話は圧巻だった。
 なにげない少女たちの会話のなかに、生命の不可逆性、なぜ人は生まれるのか、なぜ私は私なのか。私とは何者で他者とは何者か、そんな疑問がたくさん詰っていた。深い哲学的なテーマを扱いながら、セリフは少女たちの日常言語に終始し、なにかが起きそうでいてなにも起きないがごとき……という、静かな展開のなかで印象的なラストを迎えていく。
 まさに平田オリザさんの演劇世界だ。さらに飴屋さんの演出は、一見平易な日常のなかに潜む生命の生々しさや、エグさをさらりとえぐり出していた。まさにさらりと……という感じ。ごれでもか……という過剰な演出ではなく、末梢神経を刺激するノイズのように皮膚の下にすべりこんでくる違和を、上演の間中、気持ちよく感じた。私にとってこういう違和は、不快であると同時に快感なのだった。いや、不快感こそ快感であると言ってもいい。なぜかと言えば、不快は慣れて麻痺した感覚を呼び覚ますからだ。快感の先にはいつも腐った死の匂いがする。生きるとは不快であることだ。違和こそ意識のエネルギー源である。

 オーデションで選ばれたという21人の少女たちは、すでに舞台の役柄と一体化しており、現実と非現実は彼女たちによってとても曖昧にされている。ここがどこで、あなたが誰で、いまがいつで、ということはすべて曖昧模糊としており、それが強烈なリアリティをもっていることから、私たちは「現実とは曖昧なのだ」ということに初めて気がつく。おしなべて虚構の世界のほうが「はっきりしている」のであり、だから安心ともいえるのだが、限りなく現実に近いような女子高校生たちが女子高校生を演じる……というのは、演じているのか現実なのかが不明瞭になり、明確なようで曖昧という不思議な領域を作り出してしまう。
 それはまるで、舞台の上で私が「田口ランディ」を演じているようなものだ。私は田口ランディなのに、私が田口ランディを演じているとすれば、演じている私は誰で、演じられている私は誰かわからなくなる。
 だけど、考えてみれば私はふだんから「田口ランディ」を演じているようなものであり、現実とは「演じられた私」によって作られているのだ。と、書いているうちにだんだん訳がわからなくなってきた。
 あえて、本当の女子高校生に女子高校生を演じさせるというのは、枠組みを強くするためではなく、脆くするためだったのだ……と感じた。

 それにしても、不思議な舞台だった。最後に転校生が「私、明日もこの学校に来れるかしら?」とつぶやいたとき、きゅんときた。なぜ自分が泣いているのか意味不明だが、妙に悲しくて、うるっとしたのだ。泣くほどのドラマティックな展開などなにもないのだが、妙なものだなと思った。
 昔、子どもを失ったラクダが、ホーミーを聞いて涙を流した……という話を聞いたことがあった。なぜ、悲しむラクダがホーミーで泣くのかわからないが、私の涙もラクダに近いような気がした。ドラマで泣くのとは別の部分を刺激されている。そういう芝居なのだった。私という存在は私という意識では把握できない。その輪郭に触れようとするとき、とても悲しくせつないのはなぜだろう。

 また、このお芝居を高校生たちが演じたということに、素直に感激する。
 中学の頃から演劇好きだった私にとって、演劇は自分の人生に最も影響を与えた芸術だ。自分は「演じる」ことによって他者になれるという確信は、この窮屈な世界で生きるどれほどの助けになったろうと思う。何があっても発狂もせずに生きてきたのは、私が私を演じるという、曖昧さのなかで自分を捉えてきたからだ。確たる存在としての自分なんてない、ということを、演劇を通して感じていたからだと思う。
 少女たちが、演じ、語ったことは、彼女たちの精神のなかに深く根ざすだろう。生への問い、死への問い、人間存在の不条理、それらを軽くあしらうセリフの数々は、彼女たちに現実として体験されているのであり、それはたぶん一生の宝物となるだろう。私であることを曖昧にとらえられたら、大丈夫なんだ。その曖昧さこそが世リアルなのだから。リアルへの回路を手に入れれば、世界が体験すべき神秘であることがわかる。
 彼女たちはいい人生を送る。自分らしく。そう思えた。思えることが私にとっては希望だった。大人にできることはたくさんある。まずは、関わることだ。そう思ったら勇気が出てきた。

 緻密で静謐な舞台空間のなかに、少女たちのエネルギーが炸裂しており、なんだか化学実験のようだと思った。デジタルなようでいて、アナログで、無秩序なようでいて秩序があり、静かであるのに激しい。悪ふざけのようでいて真面目で、悲しいようで楽しい。いろんな要素が反応しながら、チカチカ点滅している。飴屋さんにも、平田さんにも、人間を超越したような視点があり、それが交差して、とても遥かで透明感のある作品になっていた。優しくて力のある舞台だった。

 演劇っていいなあ。「ユートピア」も観たかったな……。
by flammableskirt | 2009-03-28 15:09
いよいよ、あさってになってしまいました。
なにが飛び出すやら。

日本トランスパーソナル学会主催
春の緊急スペシャル鼎談企画
『ファンタジーと変性意識体験』

「神話やファンタジー・エイリアンアブダクション・臨死体験・シャーマニズム・宗教・犯罪・社会的な事件。上記のような切り口から、神話的元型を取り出し、それはなぜ、変性意識状態で顕現するのか、どんな意味が隠されているのか。なぜ私たちにはファンタジーが必要なのか、について考えていきたいと思います。」(田口ランディ)

○プレゼンター&鼎談者
田口ランディ(作家、本学会理事)
鏡リュウジ(心理占星術研究家、本学会理事)
蛭川立(明治大学准教授、人類学)

日時、場所

日時:3月30日(月)18時30分〜21時30分(予定)
場所:杉並区産業商工会館(講堂)
杉並区阿佐谷南3-2-19 TEL:03-3393-1501
JR 阿佐ヶ谷駅より徒歩5分 地下鉄丸の内線南阿佐ヶ谷駅より徒歩3 分
http://www2.city.suginami.tokyo.jp/map/detail.asp?home=H04880

参加費:学会員3,500円、一般5,000円
*事前申し込みは不要です。
*当日直接会場に来ていただき、受付にて参加費を現金にてお支払いください。

参加定員:150名
問い合わせ

http://transpersonal.jp/archives/503
日本トランスパーソナル学会

by flammableskirt | 2009-03-28 15:04
 昨年10月に京都の法然院で行なった朗読「転生」を、
 東京四谷の小さなホールで再演することになりました。
 京都在住のマリンバ奏者である、通崎睦美さんが東京にやってきます。
 打楽器のマリンバと朗読のコラボというのは、めずらしい取り合わせですが、
 これがすばらしく合うのです。バリ島のガムランを彷彿させます。
 ちょっと怖くて、神秘的な輪廻転生の世界を創りあげました。
 通崎睦美さんのソロ演奏もすばらしいです。

 マリンバという楽器をまだ知らない方は、
 ぜひこれを機会にこの美しい打楽器と出会ってみてください。
 軽いトランス感覚を味わってください。
 4月17日金曜日19時からの開演です。

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「転生」
 私が私となり私でなくなる物語

 2009年4月17日(金) 19時開演

                       21時終演予定です。
 
 「コア石響」
  160-0011 東京都新宿区若葉1-22-16 ASTY106
  電話:03-3355-5554
  http://www.syakkyo.com/

  前売3000円 当日3500円
  定員70名

 
 ご予約方法
    お名前、ご住所、電話番号、チケット枚数をご明記の上、
    メールでお申し込みください。
  メール : info@j-spirit.com

  電話  : 075-255-4743
  担当  :次田 ( (株)ジェイ・スピリット )


by flammableskirt | 2009-03-28 13:33

発信と受信


ブログについて、ぼんやり考えていた。
こうして即座に、自分の考えをアップできる。読む人がいるかどうかは別にして、読もうとしている人には、私の言葉も、それから見たものでさえ写真と動画で伝えることができる。
「私はこんなの見たんだよ、食べたんだよ、春キャベツはうまいんだよ」と。

しかし、キャベツを嫌いな人にとっては「おえ……」であり、こんなブログ二度と見るかと思うのだろう。

人間がテレパシーというものを使えるようになって、頭のなかのイメージを発信でき、それを受信できるようになったとして、もし、キャベツを嫌いな人が、春キャベツの味をキャッチしちゃったら、そうとう苦痛だろうな。
受信能力の高い人間は、キャッチしたイメージに侵食される。それが快ならいいが、不快であれば相当に苦痛なのである。

ネット上で、たくさんの情報発信が行われるのは、発信を訓練しているように見えながら、実は受信訓練のほうが重要なんじゃないだろうか。つまり、インターネットによって疑似的に人間の受信能力を鍛えて初めて、自分にとって害のあるものが遮断できるようになり、そうなるって初めて、コミュニケーションの黎明期が始まる。いまはまだ原始の時代であり、言語によるあいまいな抽象概念のやりとりしかできないけれど、受信能力が高まることによって、本当にダイレクトなコミュニケーションが言語を媒介することなしに、イメージだけで可能になるんじゃないか……。そのためには、受信能力を自在にコントロールする理性と自我が必要になる。理性と自我を鍛えることで、逆に非理性であり非自我的なものが感受できる。どちらが……ではなくて、同時に手に入れるものなのだ。

いろいろ取材していると、人間は受信能力を極度に押さえて生きている。世界がうるさすぎるからだ。感度を鈍らせるために、教育や社会常識というものがあり、それがセーフティーネットとして機能しているのは、受信してしまうことの危険性を暗黙知しているからかもしれない。
by flammableskirt | 2009-03-27 10:51

春キャベツ

今日は朝から仕事して、少し小腹がすいたので、昨日、買っておいた春キャベツを炒めて食べた。

う、うまい。うますぎる。

まずは、ちぎってガーリックオイルと塩で食べたが、あまりのうまさにさらに食べたくなる。
甘くって、やわらかで、ああ、これがキャベツだ。春キャベツを食べずしてキャベツを語ってはいかん。

次に、オイスターソースと醤油でちょっと中華風に。これもうまい。

じゃ次は甘みそか……和風だな。こ、これもうまい!

最後は千切りにして柚子ハーブドレッシングあえだ、ぎゃーーーうまい。

というわけで、朝から春キャベツ一個を完食してしまった。青虫か私は。
キャベツは胃にいいらしいので、いっぱい食べてもどーってことないだろう。しかしうまいな。
やっぱ旬のものはうまいなあ。ちなみに春キャベツはエスポットで98円で売っていた。
98円でこんなにおいしいもの売っていいのか? 生産者のみなさま。ありがとうございました。
ほんっとにおいしかったです。春キャベツ。
明日も買おう。

ついしん
ちなみに、キャベツと春キャベツは違う……と思う。買うときは「春キャベツ」と表示してあるキャベツを買うべき。葉っぱがふさふさしているキャベツ。
by flammableskirt | 2009-03-27 10:35

超朝方

出張のあとなので、しょうがないのだが、今日も雑用だけで一日が終わった。
ほんとうに、ただひたすら雑用だけをこなした一日だった……。少しむなしい。
執筆は一字もできなかった。せめてと思って、めずらしく遅い時間にブログを書いている。
この時間はふだんなら家で、休んでいる時間だ。
雑用が終わらないのである。そして、雑用の間にさらなる用事がひっきりなしである。
雑用と頼まれ事で、自分が埋もれていく。出張したあとは、だいたいこんな調子だ。
どこかに行くと刺激になるのだが仕事にはならない。
明日は、早く起きて、7時くらいから仕事しよう。
いっそのこと5時くらいから仕事しようか。
そうすれば、ずいぶんと静かだろうと真剣に考えている。
私は朝が早いのは苦ではない。ただ、まだ5時では暗いので仕事場まで歩くのが辛い。
だが、日の出はどんどん早くなっている。
超朝方に切り替えるのもいいかもしれない。
by flammableskirt | 2009-03-26 20:06
娘の卒業式を終えて、翌日は角川書店の方々といっしょに河口湖へ。
浅間神社の隣にある冨士健康センターという不思議な温泉施設に宿泊。友人の秋山さんといっしょに、ほうとうを食べて、UFOを観測する。

UFOを観測できたか?と聞かれれば、できた。しかし、UFOとはそもそも未確認飛行物体であって、空飛ぶ円盤ではない。未確認な飛行物体を観測したのは確かである。
面白かったのは、観測するというプロセスの過程に起った出来事であった。いろいろあったが、印象深かったのはタロットだった。秋山さんがタロットを持っていたので、タロットを引いてみた。タロットはそれなりに勉強しているのでおおまかでも自分で読める。この日に引いたカードの意味の深さと透明さは、バイカル湖以上であり、正直、この啓示にものすごい衝撃を受けた。頭にたくさんの電飾がともりピッカピッカしているような感じだった。
やはり、UFO観測会などという、まったくなんの得にもならないくだらない催しのために、大人が仕事をやりくりして集まって宴会をしている……という、あっぱらぱーな状況において、意識はとてもゆるーくなり、別の感覚が動き出すのだなあと感じた。自我がバリバリのときは、こんなすごいカードは出にくい。
ただもう、このカードの意味を解くだけで、たいへんなことになってしまい、UFO観測の結果など吹っ飛んでしまった。もちろん、観測できたのだから、それにこしたことはないが、本当にすごいものは結果ではなくプロセスのなかに潜んでいるのだと改めて思う。

明け方まであんなに晴れていたのに、観測が終わって眠ったら雨だった。

娘はビーフジャーキーを食べてじんましんになり、今朝は病院に行った。ビーフジャーキーという食べ物、ものすごい高カロリーなだけあって、強いね。半かけほと食べただけで娘には過剰だったようだ。あんなものをがつがつ食べる人たちとは戦争などしたくない。負けるに決まっているであろう。

とてもよい体験をたくさんした夜だった。秋山さんは、ほんとうにすてきな人だと、また改めて思った。編集者の方たちは、作家の取材同行ということもあるのだろうけれど、仕事が多すぎて悶々として、自分らしさを出せないように感じた。こんな変てこりんな集いもめったにないのだから、もっと「俺オレ」状態で、自分のことを探ってみるのもよいと思うのだが……。やはり、会社での仕事ですり減っているのだろうか。最近は「オレはおれだ〜」と炸裂させるような元気のある人が少ない。

いいんだよ、こういうときは無礼講でも……と思うのだが。
by flammableskirt | 2009-03-26 13:30

夢がリアルすぎる

21日、親鸞フォーラムというイベントが終わり、肩の荷が降りた。
昨日はたくさんの人が来場してくれたので、お天気でほんとうによかった。

今日は雨で、さすがに疲れたのか久しぶりに朝寝をした。
不思議な夢を見た。自転車で空を飛ぶ夢だった。
「あ、そうだ、私は飛べたんだ」と思いだしている。以前もこうして飛んでいた……という感覚。
夢は不思議だ。あのデジャブ感がなんともいえない。
夢のなかで「上海オムレツ」という汚い店があり、そこのオムレツを食べたいと思っていたのに、とうとう食べられなかった。「上海やきそば」の店が裏にあり「やきそばより、オムレツだな……」と考えている。
なんだよ、上海オムレツって(笑)

今回は空を飛んだので、夢の町の地理がよくわかった。
川に渡し舟がある。それに乗り遅れたので私は自転車で飛んで川を渡る。渡ると丘陵があり、なぜかその先は砂漠である。砂漠のなかに町に続く舗装道路がある。高速道路の高架があり、その向こうに丸井が見える(笑)。あそこが繁華街だと思って、一生懸命に自転車を漕ぐ。
その繁華街に上海オムレツの店があったのだ。
夢のなかで、私の仕事部屋が水びたしになっている。管理人に聞くと水道工事のためだという。
あちこちから水がもれていて、私は怒っている。
どうにかしてほしいのだが、さっぱり修理する気がないようだ。
そこに、かつてつきあっていた男が登場する。この男が夢に出てきたのは初めてだった。
心が揺れるということはなく、淡い親密感だけがあった。
その男と、水漏れのしている仕事場(実際の仕事場よりずっと広くて部屋がいくつもある)で、
なんだかうろうろしているのである。お互いに用事がわからない……という感じ。
気がつくと、いつもの夢の本屋にいる。
この本屋には私の本が置いていないのだ。
いつも夢に出てくる本屋でおなじみである。書棚に並んでいる本をだいたいわかる。
私は夢のなかで、よくこの本屋に来て時間をつぶして本を見ている。
本というより雑誌のコーナーが好きで、ありえない夢のなかの雑誌を見ている。
夢のなかでも、活動したので、なんだか起きたらとっても疲れていた。
せっかく寝たのに、寝た気がしない。

明日は卒業式、そしてお別れ会。
大きな春のイベントが一つずつ終わっていく。
そして、あさってはUFO観測会で河口湖へ。
小学校の桜が咲き始めた。
ユキヤナギの花も咲いている。
春が来た。芽吹きが始まっている。
ひと雨ごとに暖かくなる。
暑さ寒さも彼岸まで、ほんとうに、そうなる。
自然ってすごいな、と、いつも思う。
ああ、春なんだなあ。
この花の季節を、せいいっぱい味わいたいと思う。
卒業式、晴れますように。
by flammableskirt | 2009-03-22 13:57

4月19日イン新潟

春はイベントが多いです。
こちらは新潟です。月乃光司さん率いる「こわれ者の祭典」の面々と死刑制度について考えます。
こわれ者たちが考える死刑制度って、なんか本質を突きそうな気がします。
精神病院長期入院患者って受刑者みたいなもんだなあと思うときがあります。
死期が他者によって決められるのは末期がんの告知をうけた患者と死刑囚だけですね。
ものすごーく濃いイベントです。新潟近辺にお住まいの方はぜひ。
もしかしたら、べてるの家から飛び入りスペシャルゲストがあるかも……。


田口ランディ×月乃光司ジョイント朗読会
死刑囚からの手紙


田口ランディ(作家)と月乃光司(こわれ者の祭典)による朗読とトークのイベント。
裁判員制度の開始に合わせて「死刑制度」について考える朗読会。
獄中の確定死刑囚と文通を続けている田口ランディが、本人の許可を得て「死刑囚からの手紙」の朗読を行う。月乃光司による自作詩の朗読と、死刑囚の作家たちが残した文章の朗読も行われる。
特別ゲストの渡辺参治(水俣病未認定患者)による癒しの歌、しんぞう(画家)による朗読に合わせたライブペインティング、YOPPY(非定形型精神病)まいまい(慢性疲労症候群)羽豆喜助(筋ジストロフィー)による個性豊かな自己表現も行われる。

出演:田口ランディ 月乃光司  
タダフジカ(ギタリスト)
   渡辺参治 しんぞう
   YOPPY まいまい 羽豆喜助
日時:2009年 4月19日(日) 午後1時30分開場 午後2時開演(午後4時30分終演予定)
会場:クロスパルにいがた 映像ホール
   新潟市中央区礎町通3ノ町2086 TEL/025-224-2088 
   http://www.city.niigata.jp/info/crosspal/
参加費 無料(150名)

お申し込み:往復ハガキにお名前、ご住所、お電話番号をご記入なさって、〒950-2074新潟県新潟市西区真砂3-7-4 朗読会実行委員会までお申し込み下さい。先着で150名様をご招待致します。一枚のハガキで2名様までお申し込みできます。発表は当選ハガキの発送とさせていただきます。

問い合わせ TEL 070-6666-9940(実行委員会)

主催:朗読会実行委員会
新潟市補助事業


プロフィール
田口ランディ(たぐちらんでぃ)
神奈川県湯河原在住。2000年、長編小説『コンセント』でデビュー。2001年『できればムカつかずに生きたい』(現在ともに新潮文庫)で第1回婦人公論文芸賞を受賞。近年は、福祉や医療、原発、水俣問題をはじめとする現代社会が抱える問題や、人間の心の問題をテーマに幅広く執筆活動を展開。著書に「被爆のマリア」文藝春秋社「キュア」朝日新聞社など多数。「聖なる母と透明な僕」青土社、「パピヨン」角川学芸出版。最新刊は「蝿男」文藝春秋社

月乃光司(つきのこうじ)
1965年生まれ。心身障害者のパフォーマンス集団「こわれ者の祭典」代表。小中学校といじめ被害者体験を持つ。 高校入学時から対人恐怖症・醜形恐怖症により不登校になる。引きこもり生活、通算4年間を過ごす。自殺未遂、アルコール依存症により精神科病棟に3回入院。27歳から酒を飲まない生活を続ける。現在は会社員として働きながら執筆、イベント主催など様々な表現活動を行う。自伝的小説「アルコール依存症からの脱出・窓の外は青」(新潟日報事業社)を平成13年に出版(にいがた市民文学奨励賞・新潟出版文化賞文芸賞)。新潟日報にコラム「心晴れたり曇ったり」を5年間連載。NHK教育TV「ハートをつなごう・依存症」レギュラー出演。新潟市在住。
http://sky.geocities.jp/tukino42/

渡辺参治(わたなべさんじ)
1916年11月27日、唄好きの両親で博労の庄松さんとサダさんの三男として安田町で生まれる。「博労唄」は参治さんが最初に覚えた唄で、幼いころに父の庄松さんが歌って聞かせてくれたもの。9歳から村の盆踊りで櫓のうえでバチを握って歌い、学校の先生には叱られたが両親は褒めてくれたという。14歳で地元の瓦屋に弟子に入り、19歳で屋根葺き職人としてデビュー。佐渡を振り出しに県内外で修行を重ね、自慢の喉も特に師匠もとらずに磨きをかける。その後、何度かの婿入りの失敗や水俣病の被害者となったことで生活のどん底も味わうが、常に歌を口ずさみ、どんな仕事でも苦にせず一生懸命な働きもんとして町の評判となる。80歳の時に自転車で転倒して大腿骨骨折、一人暮らしが不可能となってケアハウスに入居し、現在に至る。五尺足らずの小柄な身体ながらその声量はお聞きのとおり、今なお現役の安田町水俣病患者の会専属歌手であり、安田大学民謡古典芸能学科名誉教授という凄い名刺を持っている。

しんぞう
1974年横浜生まれ、武蔵野美術大学造形学部油絵学科卒。ライブペインティング、歌など多彩な活動を行う。1997年「第2回アート公募」入選、 2001年「芸術道場GP」銀賞受賞、2008年「第44回神奈川美術展」入選、アミューズアートジャム2008入選、「タグボートアワード」入選。個展多数。
http://www.sinzow.com/

タダフジカ(ただふじか)
ギタリスト。2006年田口ランディ×月乃光司ジョイント朗読会「真夏の夜の夢」でのギター伴奏で大絶賛を受ける。2008年戸川純×月乃光司「ハート温泉出版イベント」で戸川純のギター伴奏を行い再び大絶賛を受ける。

YOPPY(よっぴ)
統合失調症、躁病などを渡り歩き、非定形型精神病と診断されて精神科病棟へ8回入院する。ギター弾き語りの表現活動で回復する。2006年「こわれ者の祭典・能楽堂公演」にオーディション参加、大反響を呼ぶ。「生きざま発表会」所属。

まいまい
境界性人格障害、摂食障害などを渡り歩き、慢性疲労症候群と診断される。ピアノ弾き語りの表現活動で少しづつ回復する。2006年「こわれ者の祭典・能楽堂公演」にオーディション参加。「生きざま発表会」所属。

羽豆喜助(はずきすけ)
筋ジストロフィー。2006年「こわれ者の祭典・能楽堂公演」に年齢不詳自慢としてオーディション参加、お笑い芸で人気者になる。とぼけた欲望丸出しの芸風で新風を巻き起こす。2008年、新潟お笑い集団NAMARA所属となり念願のプロデビュー。女の子にもてるために芸を磨く。独身。
by flammableskirt | 2009-03-20 07:24 | イベントのご案内

 扉絵を描いてくれた方のブログを発見。
 いつもすてきな挿し絵をありがとうございます。
 今回も、いい感じです。
 
by flammableskirt | 2009-03-19 16:19