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作家 田口ランディの新刊・イベント情報・近況をお知らせします。 


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もうすぐ朗読会


今週の金曜日は法然院の朗読会。
通崎さんとのコラボ、初めての京都イベント、
ということで、やたらと緊張しています。
通崎さんのマリンバ、めっちゃいいんですよ。圧倒されそうだ。

娘のアトピーが秋分の日を境に突然悪化。
びっくり。季節の変わり目だからか。
いきなり痒くなってぶつぶつに。
まったく不思議な病気だ。
本人は「季節の変わり目だから……しょうがないよ」と、
わびさびな発言をしていた。
理不尽な病気とつきあってきたからなのか、
ものごとに冷めている。
「あんた、老人みたいな言い方だよ、もっとこう熱くなりなさいよ」
「えーーー? なんかそういうのってめんどうだし」
そろそろ思春期に入るんだね。
娘のなかから別の顏が出てきている。
これまでとは違う娘が現われようとしている。
人間って不思議だな。
変化するんだなあ、なにもかも。
あ、わたしまでわびさびが入ってしまった!
by flammableskirt | 2008-09-30 08:18
11月13日 東大で公開シンポジウムに参加します。
まだ二十歳の頃に見田先生の「気流の鳴る音」という本を読んで、ものすごく影響を受けたんですよね。その見田先生とのシンポジウムだと思うと、いまから緊張してしまいます。竹田青嗣先生の本もたくさん読んで、教えられながら生きてきたので、その場にいるだけで興奮して何もしゃべれなくなりそうだ……。
参加費無料です。基調講演のテーマが決ったらまたお知らせします。



公開シンポジウム
軸の時代/ いかに未来を構想しうるか?

11月13日(木)3時〜6時30分
本郷キャンパス 法文2号館 文学部一番大教室

 基調報告   見田宗介(社会学/東京大名誉教授)

 パネリスト   加藤典洋(文芸評論家/早稲田大) 田口ランディ(作家)竹田青嗣(哲学/早稲田大) 島薗進(宗教学/東京大)


 司会      竹内整一(倫理学/東京大)

聴講無料(先着順)


主催
東京大学大学院人文社会系研究科・文学部
 グローバルCOE「死生学の展開と組織化」
 「応用倫理教育プログラム」

   Tel&Fax 03-5841-3736
   http://www.l.u-tokyo.ac.jp/shiseigaku
   〒113-0033東京都文京区本郷7-3-1
by flammableskirt | 2008-09-30 08:09

盆栽スペース

仕事場に盆栽の棚を作った。
これはうちの娘が作った、クワズイモと雑草のミニ盆栽。
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紅葉してピンクでかわいい。
写真、ほんと下手だな。
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ほうき草もちょこっと植えるといい感じ。
まあ、そこらの草なんだけど。なんの変哲もないっていうか。
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しみじみ見るとみんなかわいいんだが。
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ああ、写真、すごいピンボケ。
by flammableskirt | 2008-09-26 17:41

ニューエイジの子守歌

北山耕平さんのブログ「native heart」を読んでいたら、「ニューエイジの子守歌」という訳詩を見つけました。なるほどなあ、とウケてしまいました。
興味のある方は以下をご覧下さい。
http://native.way-nifty.com/native_heart/2008/09/new-age-lullaby.html
by flammableskirt | 2008-09-25 14:14

どうしちゃったのかな。またぞろ長くてはっきりした夢を見た。
いろんな要素が混じり合っていたが、印象的なのは夢の中で絵を描いたことだ。

それは沖縄らしい。山の上から見ている光景。
一本のまっすぐな道が海岸沿いに走っている。道路以外は森。そして海。海に大きな島が浮かんでいる。それを絵に描く。道をグレイに。森を緑に。そして、島を黄色に描くのだが、
「いや違う。この島はオレンジだ。燃えるようなオレンジ色でなくてはいけない。このコントラストが沖縄だ!」
と思い直す……という夢。

さらにダラダラと夢は続く。四人で旅をしている。仕事らしい。車で移動している。いきなり私は「そういえば明日、フランスに行く予定だった」ということに突然に気がつく。ある友人と約束をしていたのだ。出発日は明日だった。待ち合わせはどうなったろう。待ち合わせを決めなくてはと焦る。彼がすべてのチケットを手配しているかもしれないからだ。なんとか彼に連絡をとろうと思うが、旅先ゆえ連絡先がわからない。しかも、フランスに行く約束までしているのに相手の名前を忘れてしまっている。104で問い合わせて見るが、そんな名前の人はいないという。
夢の中で、旅行は続く。いっしょに旅をしている仲間たちもあれこれ心配してくれる。いろんなエピソードがあるのだが、とにかく私は突然、夢のなかで知人の名前を思いだす。
そして彼に電話をする。
「明日、フランスに行く予定だったよね?」
相手はしどろもどろに言う。
「フランス、ああ、そんなこと言ったよね。でもまさか本気にしてるとは思わなかった。ごめん」
私は、やっぱりそうかと思いほっとする。
「約束したことは守るんだよ、私は」
と偉そうに威張っている。
「とにかく、今回のフランス行きはなしね。了解。今度なにかで埋め合わせしてね」
と恩まで着せて電話を切る。

そして「フランス行きはなくなっちゃった」と友達に言う。
するとその友達が妙なことを言いだす。
「私、あれを思い出しました」
「なに?」
「確か大宰治の小説で……」
「人間失格?」
「そんな有名なのじゃなくて……」
「じゃあ、雁?」
「それかもしれない」
夢のなかでそれは太宰の小説じゃなくて別の人のではないか……と思っている。
次の瞬間には、私は自分の仕事場でその「雁」という小説を読んでいるのだ。
はっきりと文章を読んでいる。その小説は、少年が母親について書いたものだ。少年の母親は霊的な力をもっていて巫女のような存在。だが、その母親のオカルトな語りに少年は少しうんざりしている。少年の口調で母親の存在がすばらしく流麗に語られる。
読んでいる私は「うまい。太宰の文章はうますぎる!」と感嘆している。
物語のなかで、母親は少年の心情に全く気がつかないか……のようにふるまうのだが、ある日自分の話を聞いている少年に向かってそっけなく言う。
「あなたはいつも同じ顏」
その言葉に少年はぐさっとくる。いつも同じ顏をしているのか。自分の顏はどんな顏なのだろうか……と。そして最後に彼は「ヘビの子はヘビであり、自分のなかにも母と同じ血が流れている」ということに気づき、自分の手の先から植物の蔓が伸びてそれが青い空に届く……という描写で終わるのだ。
この短編を夢のなかで私は一文字づつはっきりと読み取っており、ここまで明晰に夢で小説を読んだのは生まれて初めてで、目が醒めてからちょっと現実に戻れなかった。

夢のなかで、思い出せなかった相手の名前を思い出し、連絡がとれなかった相手と連絡がとれた。こういうことはめずらしい。だいたいわからないし、コミュニケーションできないままに夢は終わるのだ。さらに、夢のなかで小説を読み切るなど、信じられない。

昨日は、秋山眞人さんが電話をくれた。
「ゆうべ田口さんの夢を見たんです」
秋山さんの夕方の電話が、私の夜の夢と関係あるのだろうか。
「どんな夢を見たんですか?」
「あのねえ、田口さんが海岸沿いの急なつづれ織りの道をどんどん登って行って、大きな建物に入ってくんです。そこで、田口さんはトウモロコシをもらってるんです。下の方じゃあ津波が起こったりして、大変なことになってるんですが、田口さんは世の中が大変になるほど自分はどんどん元気になる人なんだなあ、って思ったんですよ」
トウモロコシ?
最初に思い出したのは、ナバホでマヤ族の末裔のネイティブからトウモロコシをもらったことだ。それはずっと部屋にあったのだが、カビがはいえてきたので引っ越しの時に捨てたのだ。捨てたトウモロコシを、誰かの夢のなかでまたもらっている。面白い。
そのトウモロコシは四色あって、それぞれに方角と意味があると言われた。
彼らの神様はトウモロコシから人間や動物を作ったのだそうだ。
私が捨てたのは白いトウモロコシだった。
夢のなかでもらったトウモロコシの色を聞くのを、忘れた。
ちかぢか、秋山さんと四国に旅に行こうと話して、電話を切る。
by flammableskirt | 2008-09-25 10:53
今日は大崎のゲートシティで、雑誌「風の旅人」の編集長の佐伯さんが、雑誌創刊や編集に携わることで得た体験を話してくれるという。
この講座は、いつもとても少人数で、じっくりと面白い話が聞けるので素晴らしいと思う。
企画も斬新だし、雰囲気がすごくいい。
佐伯さんの話は、何度聞いても面白いし、雑誌作りというよりも生きる上でとても役に立つものなので、若い方、とくにメディア関連で働きたいと思っている方には聞いてほしいです。
詳しくはhttp://www.wf-moc.net/detail/080925.html
なにしろ今日の夕方だから、これを読んで聞きに行くという人がいたら、それはちょっと運命的かも、と思ってアップしてみました。

ちなみに「風の旅人」はこんな雑誌。
http://www.kazetabi.com/
by flammableskirt | 2008-09-25 10:28

秋ですね。

秋らしいとてもきもちよい日になりました。
いわし雲が出ていました。
ああ、空気がさわやかです。からっとしてます。
紫外線は強いです。
秋であります。

ヒメホトトギスの花が咲いています。
写真、下手だなわたし。なんだこりゃ。
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植物を育てるのにステンレス製の三段キッチンワゴンを使っています。
水やりのとき網の部分だけ取り外せるし、水切りのトレイがセットされているので、とても便利。
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植物もこれから秋を経て冬支度へ。
by flammableskirt | 2008-09-24 14:31
10月はいろいろ催しがあるので、気が向いたらぜひどうぞ。

10月3日(金)
法然院朗読会「転生」
詳しくは→http://runday.exblog.jp/9486056/

10月11日
山尾三省生誕70年記念祭
「アニミズムという希望」
詳しくは→http://www.shinjuku-shobo.co.jp/2003Top2.html

10月16日(木)
朝日カルチャーセンター
公開講座「死生学とは何か」
死と死後の生 エリザベス・キューブラー・ロスの思想
詳しくは→http://www.asahiculture-shinjuku.com/LES/list.asp?CACODE=0001-1&KeyWords=&x=30&y=23
全四回の連続講座です。講師は竹内整一教授、田口ランディ、柳田邦男さん、島薗進教授
死生学に興味のある方は朝日カルチャーセンターまでお申し込みください。

10月18日
福島泰樹×田口ランディ×月乃光司ジョイント朗読会
詳しくは→http://runday.exblog.jp/9767938/
by flammableskirt | 2008-09-22 15:19 | イベントのご案内

「短歌絶叫歌人」福島泰樹さんと、「こわれ者の祭典代表」月乃光司さんに混じる……という恐るべき朗読会に出演します。今回は自分の作品の朗読はしませんが、死刑囚の林泰男さんからの手紙を読みます。林さんは地下鉄サリン事件の実行犯として、今年の2月に死刑が確定しました。これまでやりとりした数多くの私信のなかからダイジェスト、そして林さんからの遺書(書き下ろし)も、間に合えば読みます。そんなに重たい内容じゃないから、安心しておいでください。なかなかない機会なので、興味のある方はぜひおいでください。




「言葉の場数」
福島泰樹×田口ランディ×月乃光司ジョイント朗読会


言葉を話す、言葉を叫ぶ、言葉を解き放つ、言葉に込める、言葉を燃やす・・・。
言葉の場数。
「短歌絶叫歌人」福島泰樹、「作家」田口ランディ、「こわれ者の祭典代表」月乃光
司による朗読会。

2008年10月18日(土) 
午後6時30分開場 午後7時開演(終了予定午後10時)
出演:福島泰樹・田口ランディ・月乃光司・アイコ(オープニングアクト)
演奏:永畑雅人(ピアノ)・タダフジカ(ギター)
会場:東京都中野区東中野4-4-1 ポレポレ坐ビル1F 「Space&cafeポレポレ坐 」
アクセス http://www.mmjp.or.jp/pole2/
料金:3000円ワンドリンク付 (限定100人)
障害者手帳持参の方は2000円
■予約方法
お名前、連絡先電話番号をお書きになり下記迄、メールかFAXでご連絡下さい。FAXの
方はFAX番号もお書きになって下さい。
(障害者手帳持参の方はご記入をお願い致します)
件名「朗読会予約」
tukino42@yahoo.co.jp
FAX 0465-64-1087「朗読イベント事務局」
http://www.mmjp.or.jp/pole2/
※注意事項
●予約はお1人様1名の予約となります。(複数予約不可)
●予約が成立した方には、返信メールかFAXにて整理番号をお知らせします。不達
の場合は電話にて連絡させていただきます。返信に数日かかる場合がございますので
ご了承下さい。
●当日は6時半より整理番号順の入場となりますので、必ず整理番号を控えて当日お
持ち下さい。
●定員になり次第、受付終了となります。
問い合わせ:03-3227-1405(ポレポレ座)お電話でのご予約は受け付けておりません
by flammableskirt | 2008-09-22 14:32 | イベントのご案内

仕事場移転ときもの

引っ越しも完了して、部屋もなんとか片づいた。
新しい仕事場は広いので、なんだかぽつんとした感じだ。そのうち慣れるだろう。
今日は新しいiMACが届く。
かれこれ5年使っているので引っ越しを機に買い替えることにしたのだ。
とはいえ、設置はりゅうぞう君が来てくれるまでできないのだが……。
仕事場にファックスとコピーも入った。ずいぶんハイテク化したなあ(笑)
これまでは自宅にしかファックスがなかったのだ。
買えばいいのだが、めんどくさいのと、狭い部屋にOA機器がひしめいているのがイヤだった。今度はファックスを入れてみたのだ。
考えてみたらファックスなしでよく仕事していたなと思うのだが、こういうものはなきゃないでどうにかなるのだ。ゲラはほとんど郵送でやりとりするし……。

15日は国立能楽堂にお能を観に行った。
ときどき気が遠くなり、失神するように寝てしまったが、船弁慶、恵比寿毘沙門、高砂、
恵比寿毘沙門は、このあいだ観た南インド最古の仮面舞踊クーリーヤッタ厶にとてもよく似ていて、芸能におけるインドとの深い繋がりを感じた。
船弁慶は、嵐の場面、悪霊と対峙する場面と盛り上がり、お囃子の素晴らしさにわくわくした。
お囃子っていいなあ、ああいうふうにお囃子に乗せられてみたい……と思う。
気持ちいいだろうなあ。頭のなかでお囃子が鳴り続ける男の話を思いつく。
今度書いてみよう……などと、空想しつつ銀座へ。

銀座の「らくや」は着物コーディネーターの石田節子さんのお店だ。
店内には石田さんが見立てた着物がずらり……、どれもこれもすばらしいセンスで、愛らしく手のこんだ織物ばかりで、ただただ見とれてしまう。ああ、いつか「すてきだわ〜、これぜーんぶいただくわ」的な買い物がしてみたい。いや、それはあまりに品がないか。
織り手の愛情を感じるていねいな紬がほんとうに良心的なお値段で並んでいたが、それでも、仕事場を引っ越ししたばかりだし、着物を買うよりもまずiMACだろう……と、私のなかの現実的な私が呟く、その後ろで「買っちゃえ、買っちゃえ、買っちゃえ」と先程のお囃子が鳴り響く。
石田さんは、え?この方があの有名な石田さん、とびっくりするほど気さくな方で、にこにこしながら次々と反物を説明してくれる。そのどれもがほおずりしたくなるほど愛らしい織物で、見ているうちにもう自分ではなくなってしまいそうだった。ものすごく欲しい帯があった。アジアのどこかの国で織られたものだ。大胆で、それでいて懐かしいような色と織りだった。
……が、やはり、事務所移転にはまだまだ費用がかかりそうなので諦めました。
せっせと仕事をして、原稿料をもらったらまた来よう。

しみじみ思ったが、きもの屋さんに行くと、冷静な心理状況ではなくなり、なにか違う自分になってしまうのを感じた。私の人格なんて脆いものだ。織物を見ただけで崩壊しちゃうんだからなあ。買いたいけど買えないという葛藤のせいで(笑)妙なテンションの自分になっており、家に戻ってちょっと落ち込んだ……。

仕事しよ。
by flammableskirt | 2008-09-16 11:56