田口ランディ Official Blog:未分類
2023-06-20T18:09:21+09:00
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作家 田口ランディの新刊・イベント情報・近況をお知らせします。
Excite Blog
ドラマで学ぶオープンダイアローグ
http://runday.exblog.jp/33007044/
2023-06-20T18:07:00+09:00
2023-06-20T18:09:21+09:00
2023-06-20T18:07:38+09:00
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未分類
Drama de Open Dialogueドラマで学ぶ「オープンダイアローグ」DDD主催・第1回ワークショップ企画・ファシリテーション:向後善之・田口ランディ日時 7月8日(土)AM10:00〜PM19:00(延長になる可能性があります) ※お昼ご飯はご自身で持参してもよいし、ケータリングのお弁当を頼むこともできます場所 「flat base」銀座線「外苑前」1a番もしくは1b番 出口 徒歩1分 銀座線・半蔵門線・大江戸線「青山一丁目駅」5番出口 徒歩9分 銀座線・千代田線「表参道駅」A4番出口 徒歩10分 〒107- 0062 東京都港区南青山2-26-1 D-LIFEPLACE南青山10階https://www.kddi-webcommunications.co.jp/corporate/access ※素晴らしい音響&照明設備を完備した駅近くの開場です定員 30名講座料 20000円(※昼食代・飲み物&軽食込み)◎イベント内容の詳細、アクセス方法等はメールでお送りいたします。【講座内容のご説明】ドラマを通してオープンダイアローグを体験、基本的な思想や方法を学んでいくための講座です▲フィンランド発祥の画期的な対話のメソッドオープンダイアローグは、フィンランドのラップランド地方で行われてきた対話によるケアの技法です。お薬は使わず、精神的なダメージを受けている当事者と関係者たちによる継続的な対話を続け、対話の中から、当事者が自分自身の力で回復していくお手伝いをします。▲「まんがでやさしくわかるオープンダイアローグ」の著者によるワークショップオープンダイアローグは困難な精神病の治療方法として世界的に注目を浴びていますが、精神病だけでなく、さまざまな社会問題を対話で解決するのにも役立つ技法です。関連書も多く出版され世界的に注目されています。オープンダイアローグは医療者でなくても誰もが参加可能な新しい対話のメソッドです。基本的な考え方を臨床心理士の向後善之さんと学びます。▲地域社会で実践するためのノウハウを多くの一般の方にオープンダイアローグの存在を知ってもらい、対話を通して地域の人たちが精神的な問題に悩む方たちをサポートしていく基盤をつくりたいと考え、初心者がオープンダイアローグについて学ぶことができるワークショップを開催いたします。地域で教育や福祉に携わっている方たちにぜひご参加いただきたいと考えています。この講座は三部構成になっています 1「オープンダイアローグについて学ぶ」 2「ドラマワークで課題を共有する」 3「ドラマ形式でオープンダイアローグを擬似体験する」 ・向後善之さんが「オープンダイアローグとは何か?」の講義で、オープンダイアローグについて知ってもらいます。 ・自分たちの問題を題材としてドラマを演じます→ サイコドラマワーク ・ドラマ内でオープンダイアローグを行います→ オープンダイアローグのワーク ・学びのシェアリング→ オープンダイアローグを通して何を体験したかをシェア▲どなたでもご参加いただけますが、参加者はドラマワークに加わる可能性が大きいです。もし見学のみをご希望の方は事前にお申し出ください。企画者・プロフィール向後善之臨床心理士神奈川県に生まれる。石油会社での会社員生活の後、渡米。CIIS(カリフォルニア統合学大学院)では、統合カウンセリング専攻。サンフランシスコ市営のRAMS(Richmond Area Multi-Services)他でカウンセラーとして働いた後帰国。現在、ハートコンシェルジュでカウンセリングを行うとともに、大学で臨床心理学を教えている。 著書に、「マンガでやさしくわかるオープンダイアローグ(日本能率協会マネジメントセンター)」、「人間関係のレッスン(講談社現代新書)」、「カウンセラーへの長い旅―四十歳からのアメリカ留学(コスモスライブラリー)」他。自己紹介カウンセリングの理論は、いっぱいあります。しかし、どの理論も万能ではありません。理論を相談者に押し付けてしまったら、単なるお説教になってしまいます。私は、相談者の個性や状況にあわせ、カウンセリング手法を選びます。カウンセラーは、助産師みたいな存在で、生み出していくのは、相談者自身であり、カウンセラーは、そのプロセスをサポートする存在だと考えています。座右の銘:「錯覚いけない。よく見るよろし。」・・そそっかしいので。口癖:「なんとかなる!」・・学生から指摘されました。田口ランディ作家 一般社団法人Creative Writing Center代表理事2000年に「ひきこもり」を題材にした小説「コンセント」(幻冬舎)を発表しベストセラーに。その後も社会問題を通して人間の心の闇をテーマに広く執筆活動を展開。2001年に第一回婦人公論文芸賞を受賞。作品は多言語に翻訳され、「コンセント」「アンテナ」は映画化された。フィクションとノンフィクションを往還しながら独自の作品世界を構築。「パピヨン 死と看取りへの旅」「ヒロシマ、ナガサキ、フクシマ、原子力を受け入れた日本」「富士山」など著作は共著も合わせると60冊以上に。著述以外にもアート、音楽など他分野のアーティストとコラボレーションを展開。障害をもった子どもたちとのアートワークショップを定期的に続けている。社会活動では発達障害の会「一人ひとりの個性を大事にする会・色えんぴつ」を地域で立ち上げるほか、広く市民と専門家が集い原発問題を扱う「ダイアローグ研究会」や、放射性廃棄物最終処分に関する対話の場づくりなど、対話による問題解決を追求してきた。自己紹介自身の家族の体験から介護・アルコール依存症、看取りの問題にコミットしてきました。2017年に元オウム真理教信者だった死刑囚・林泰男さんとの交流をきっかけに「どのような人間も、環境、外部からの圧力や影響によって望まぬ行動をする場合がある」ことを実感し、集団心理や、群集心理について興味を持ってきました。集団は怖い反面、自立した個人がゆるくつくるネットワークは未来の可能性でもあると思っています。オープンダイアローグは「自分を知るための道」お申し込みは以下のサイトからhttps://dorama-opendialouge.peatix.com/
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文章創作体験合宿 4月30日〜5月1日
http://runday.exblog.jp/32899297/
2023-02-17T20:23:00+09:00
2023-02-17T20:23:24+09:00
2023-02-17T20:23:24+09:00
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クリエイティヴ・ライティング
文章創作体験合宿
初夏の湯河原で一泊二日の文章合宿を開催いたします
開催日 4月30日(日)〜5月1日(月)
参加定員 22名
クリエイティヴ・ライティングを通して文章を上達することが目的の合宿です。豊かな表現力を身につけ、心に残る文章の書き方をお伝えします。また、書くことで頭を整理し、もやもやと言語化できなかった感情を文章にすることで心がすっきりします。伝えたくても伝えられなかった思いや、言いたくても言えなかった苦しみを開放することで、過去が書き換えられ新しい視点を得ます。書くことの力を体験してください。
OUR OBJECTIVES
「文章力の向上」「人生の再編集」「感情や思考の整理」「書く喜びの体験」
■今回の合宿は「文章実習」を重点に置き、初心者の方が自分の気持ちを自己表現するためのメソッドを多く取り入れて行います。ゲームやワークを中心に楽しみながら文章を書くためのプログラムを組んでいます。自分の記憶を視覚化して物語の場面を作る、物を擬人化して物に語らせてみる、文章をわかりやすく組み立てる、創作に必要な基本的なスキルをグループワークで実習します。
■温泉でリラックスしながら、創作の楽しさを味わっていただけたらうれしいです。また、オプションとして瞑想ヨーガなどのプログラムも用意いたしました。会場となる「ご縁の杜」は〈人生を変える宿〉として有名です。全館貸し切りの合宿ですので、談話ルームなどで参加者の皆様とご交流ください。また館内にはたくさんの本が置かれています。本との出会いも楽しんでください。
■お食事は身体にやさしいヴィーガン料理です。万葉から続く温泉地湯河原のお湯は、かつて傷痍軍人の方達の保養地として賑わいました。多くの効能があり、また「美人湯」としても有名です。山と海に囲まれた豊かな自然にも、ぜひ触れていただきたいと思っています。一泊二日の短い合宿ですが、参加者の皆様の文章上達をスタッフ全員でサポートさせていただきます。
開催日
2023年4月30日(日)〜5月1日(月)
30日午後13時集合/1日午前11時30分解散
会場
湯河原リトリートご縁の杜
※天然温泉とヴィーガン料理のリトリート:JR東海道線湯河原駅下車徒歩5分
定員22名 全館貸しきり
参加費
44000円
(1泊2食:特別セミナールーム:オプションヨガ参加費:税込み)
主催・一般社団法人Creative Writing Center
※合宿には講師田口ランディと4人のリフレクター、1名の心理顧問が参加いたします。参加者が安心して創作に専念できるよう、スタッフ全員でサポートしてまいります。
🌱山と海と温泉の里・湯河原温泉での合宿。お食事はヴィーガンです。心と身体をリフレッシュ
🌱作家・田口ランディの文章指導とアドバイスが受けられます。
詳細は以下へ
https://www.cwc-japan.com/
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ピオのこと
http://runday.exblog.jp/32893235/
2023-02-11T07:49:00+09:00
2023-02-11T07:49:50+09:00
2023-02-11T07:49:50+09:00
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明け方、目が覚めてしまって……亡くなった友人、ピオ・デミリオのFacebookを見ていた。世界中のいろんな場所で、いろんな人に会っているピオの写真を見ながら、いま私と同じようにこのページを見ている人がいるんだろうなと思った。
ピオは、すばらしいジャーナリストだった。彼はその「存在のしかた」で取材する人だった。どんな人のところにも彼らしさで飛び込んで行き、かなり強引なのに憎めない人だった。人としての誠実さや、他者への思いやりが滲み出ていて、チャーミングなのだ。
福島原発事故から数ヶ月が経ったある日、私はピオの誕生日のディナーに招待された。ピオは友達を招待してパーティを開くのが大好きだった。めちゃくちゃ気前のいいイタリア人、だけど倹約家。彼のお金の使い方には育ちの良さが感じられた。
このディナーには当時の首相だった菅直人夫妻がいた。私の隣は南相馬の桜井勝延市長だった。なぜここに呼ばれたのかすぐわかった。ピオは福島第一原発事故で南相馬が孤立した時、桜井市長のYouTubeメッセージで危機を知り真っ先に取材に駆けつけたジャーナリストなのだ。彼は福島の現状を日本のマスコミよりも早く、現地から世界に報道した。そして、当時の首相、菅直人氏に突撃取材をし、その後もずっと交流を続けていた。
私は、ピオの案内で何度か福島に取材に行きその体験をもとに本を書いた。ピオの取材力は圧巻で、地元の方たちともすぐ打ち解けていく。まるでモーゼみたいに、彼の前に道が開けるのを何度も見た。おべっかも、わいろも、脅しもなく、ただ、あるがままでいるだけなのに……。
まだ世の中が混乱している時に、誕生日ディナーに首相や南相馬の市長を呼んじゃうピオは凄いというか……。ようするに〈友達〉として招待しているのだ。6,7人がけのテーブルは個室ではない。そこそこ高級店だけれどイタリア料理だし、カジュアルな店だった。
店の前には、30人くらいの報道陣が詰めかけ、カメラを構えていた。首相夫妻が来ているのだから当然だけれど、誰もレストランの中に入って来ようとはせず、報道陣はただ、店の前でたむろしていただけだ。
「あれが日本のマスコミだ」とピオは笑って言った。
「自腹を切れば誰でも入れる店なのに、なんで客として入って来ないんだろうね、不思議だ」と。
「そうだよね、あそこで待っていて、出てきた総理の写真を撮って、それがどんな新聞記事になるんだろう?」
「堂々と入って来て、『やあ、楽しそうですね、何のパーティですか?』って挨拶をするような奴はこの国にはいない。個人では取材しないんだよ」
私は、ピオと出会って『取材』というものへの考え方が大きく変わった。どこにも所属していないから私は『個人』で取材するしかなく、それが強みなのだと知った。ピオのように大胆なことはできないが、私は私としてどこに行って取材してもいいのだ。その動機がエゴイズムからでないなら……と。
ピオは天然の人で、彼には愛と正義しかない。それは時として独断的であるけれど、他者のために自己犠牲を惜しまないその在り方は相手の心を打った。取材は「ネタ」のためではなく、「真実を伝えるため」であり、取材対象者には敬意を持ってフレンドリーに接し、長く交流し友人として大切にした。
誕生会ディナーが終わって私たちが店を出ると、一斉にフラッシュがたかれた。テレビクルーも来ており、家に帰ると「お母さんがニュースに映った」と子どもに言われた。
翌日の新聞には「菅総理が鰻と寿司とイタリア料理をはしごした……」みたいな見出しで記事が出ていた。そりゃあ、他に書きようがないだろうと思った。取材をしていないんだから……。
いろんな国の首相と仲が良かったし、ダライ・ラマとも友達だった。彼は愛されていた。その存在が……無垢だったから。純粋すぎて生き辛そうでもあった。破天荒な人だったが、自由の責任を自分がしっかり取る。そう……自由には大きな責任が伴うことも彼から学んだ。
ピオはめちゃくちゃユーモアのある人で、いつも笑わせてくれた。短いメッセージにあれだけジョークを詰め込めるんだから、本当に賢い人なんだと思う。頭の回転が早すぎて、時々着いていけなかった。しゃべっていると、彼の頭はどんどん予測の予測の予測を立てて明後日の予定まで見えている、そういう奴だった。
子どもたちを連れて遊びに来たこともあったし、ヴェネチアのピオの家に泊まったこともあった。いつも「親戚のおじさん」みたいな感じ。でも、私は……どこかで……すごく微妙にピオと距離を保っていたと思う。ピオが抱えている【何か】の圧がどんどん高くなっていく。ピオはブラックホールみたいにあらゆるものを吸い込んで、質量が上がっていく感じだった。
留まることなく世界を吸収している人……に畏怖のようなものを感じた。たぶん、ある年齢からもう私は世界をこれ以上知らなくてもいいと思ったのだ。もっと、自分のことを知りたいと思ったのかもしれない。外に拡散していくよりも……。
いつだったか……まだ、安倍首相の時代の記者会見で、ピオが安倍さんに質問したのをテレビで観た。よれよれのシャツにジーンズ姿のいつものピオは完全に場から浮いていた。ピオは日本語で強烈に皮肉った質問をした。しかもユーモアまじりで。どんな時もピオはピオだ、とテレビの前で笑った。
ピオに同行したイタリアの講演旅行以降、次第にピオと会う機会は減っていった。共通の取材目標が消えたからだ。私たちはお互いの新しい課題を見つけて、年の一度か二度、顔を合わせる程度。コロナが始まってからは一度も顔を合わせていなかった。
昨年末に久しぶりに伊豆に来たから、と立ち寄ってくれた時は「携帯酸素」を抱えていた。びっくりした。ピオの状況も「体調が悪いようだ」くらいしか知らなかったんだ。(SNSを通して友人のことを知りすぎないようにしていたから)
状況を把握していない私はわりとのんきだった。ピオが「田舎に移住したい」と言うので、近所の借家を探したりしていた。「田舎暮らしをして農業をやる」と言うピオに「なにそれ、もう隠居する気?」と笑った。
ピオは相変わらずピオだった。わんわんと出迎えたうちの犬を見て「かわいいね、今夜のおかず?」と言った。犬はすぐピオになついて、ずっとピオの足下にいた。私は真剣に物件を探して送ったが、ピオからダメ出しが来た。「イメージじゃない、こんな家がいい」
送られて来た写真は、ど田舎のだだっ広い原っぱに立っている古民家だった。注釈があった「近所にスーパーと病院が必要」引っ越しなんかできる様態じゃないだろう!と思ってはいたが、ピオなら希望の物件を探し当てて引っ越しをしちゃうかもな、とも思った。
きっと、いい物件がなかったんだろう。
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カラスが鳴いた、鈴虫死んだ。
http://runday.exblog.jp/32781443/
2022-10-11T20:47:00+09:00
2022-10-11T20:47:28+09:00
2022-10-11T20:47:28+09:00
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やりたいことをやる時間だけはある!と言っているうちに、9月も終わっていく。やりたいことをやっていると、人生はものすごく短い。人生の前半は「やりたいこと=お金儲け」だった。人生の中盤は「やりたいこと=自己実現」だった。60を過ぎると「いまやりたいこと」が「やりたいこと」であり、未来という時制が消えていく。つまり人生には終わりがあることを認めてきたので、目標を未来に置かなくなった。
たいへん楽になった。地球が崩壊しようが、第3次世界大戦が勃発しようが、私はしょせん死ぬのだから、今できることをしようという……。こういう発想は刹那的だと若い頃は思ってきた。違うね。刹那も脱色される年になると、今にフォーカスするのは刹那どころか地道であると気づく。今ってのは、今ここなので、これ以上でもこれ以下でもなく、単純に今なのだった。あー、若い頃からこういう気分で生きられていたらどんなに楽だったか。そしてどんなにいろんなことにチャレンジできたか。そう気づくのがこの年なのか。
未来なんか設定してもしょうがない……というあきらめに達する昨今、やりたい時がやる時で、やりたくない時がやめる時という、たいへんわかりやすい人生になってきた。終活とか、エンディングノートとか、そういうことやっぱあんまりピンとこない。もっと年をとると「明日死ぬかもしれないからいちおう書き残しておくか」という気になるのかもしれない。まだ、そこまで死ぬ気はないようだ。
うちの父は、末期ガンで余命宣告をされたのに翌日、それを忘れてしまった。亡くなる1週間前になって急に私に「おい、どうやらオレは死ぬらしい……」と真顔で言った。うわー「この人は死ぬ時は自分で決めるんだな」という父に対するリスペクトが芽生えた。こういう死に方ができるってすげーな、って思った。誰がなんと言おうが「オレは死ぬみたいだ……」と自分が感じるまでは生きる姿勢がすばらしい。
特効の生き残り、お国のために死んでこいと言われた父は、他人の言うことは信じるものか!と心に決めたのかもしれない。
晩年の父は、畑仕事と干物作りと酒を飲むしかしなかった。ふと気づけば、自分のやっていることも似たようなもんだ(笑) 笑える。ともあれ、得意なことはたくさんあるので、能力は活用できたら楽しいし幸せだが、仕事にはあまりしたくない。止めたい時に止めたい。金にはならないが、自由だ。今朝はこんなことを書きたくなったので書いた。
熱いお茶がうまい。ピーマンがまた実った。海がきれい。終わりは始まり。間違いは糺す。やれることはやる。思いついたことはやれるように考える。できなくてもくよくよしない。成果は問わない。天気がいいな。生きているな。犬がかわいい。カラスが鳴いた。鈴虫死んだ。
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おむすびと祈り
http://runday.exblog.jp/32724727/
2022-09-02T23:41:00+09:00
2022-09-02T23:41:25+09:00
2022-09-02T23:41:25+09:00
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ふと気がつけば……、信じられないことだけれど今年63歳になる。
うそだ〜!って感じだ。だって、40代の頃って「60過ぎたらおばあさんだなあ」って思っていた。大正生まれだった母が60代の頃ほんとにおばあさんだったからだ。なんかさ、ちりちりのパーマをかけていて、安いヘアダイで髪も痛んでいて、顔もしみだらけだったし……。
母が「歯がガタガタになった」とか「指先がしびれる」とか「心臓がバクバクして眠れない」と訴えていたけれど、若かった私は「大丈夫?」と口ばっかりの同情をして、さっぱり母のしんどさを理解しなかった。というか、出来なかった。想像できなかった。
最近、なにかにつけて「体力がなくなったな」と感じる。そりゃあ、有り余るくらいに体力があった昔に比べたら当然だよ。「飲みすぎると翌朝、指がしびれるなあ」「遅くまで仕事をすると眠れない……」なにより、寝ないと使い物にならない、夜遊びがしんどい。えっ?この私が、12時以降は起きているのが辛いなんて。
真夜中から遊びに行っていたじゃん!いまなんか、夜の繁華街に行きたいとも思わない。家でとっとと寝たい。なるほど、これが年を取るということか!
欲望もずいぶん小さくなった。「物が増えると家が狭くなる」「捨てるのがたいへんだから」「たくさん食べると胃がもたれる」「家で食べるごはんが一番落ち着く」「旅行に行くのもめんどくさい」「バーベキューなんか一生分やったからもういい」って思う。
家に居る時間がないほど仕事で旅をしたから、できれば地元でのんびりしたいと思うに至る。その分、家仕事が好きになった。野菜栽培、洋裁、ペンキ塗、家の模様替えや、ご近所とのささやかなつきあい……。かつて外向きで仕事をしていた時はできなかったことばかりだ。
人生っていうのは「やらなかったことをやる」ように出来ているのかな。それが人生のバランスってものなのか。
私の誕生日は10月3日で、偶然だけれど佐藤初女さんと同じ日だ。誕生日が同じと知った時、初女さんは「あらまあ!」と、とっても喜んでくれた。私もなにか不思議なご縁を感じた。初女さんと出会った頃、つまり私の人生で一番忙しかった頃、1週間のほとんどが外食だったし、月の半分以上が旅だった。家にいる時は閉じこもってひたすら原稿を書いていた。
そういう自分が60を過ぎてから、野菜を育てたり、服を縫ったり、そんな生活をするようになるとは驚きだ。初女さんもびっくりしているだろうな。
初女さんは70歳の時に「森のイスキア」を建てて、孤独な人や悩みを抱えた人と共に在る場をつくった。40代だった私は「70歳でイスキアを始めるなんてすごいなあ」と思った。あれから20年が過ぎたいま、40代だった時以上に「70歳でイスキアを始めるなんて本当にすごい」と思う。
いつでも誰かの電話に出れるとか、いつでも誰かのために台所に立って料理をつくれるとか、それって、自分の疲れとか、だるさとか、眠さとか、そういう身体のしんどさを脇に置くってことだから。初女さんはいつだって、疲れもしんどさも、微塵も顔に出したことがなかった。言葉に出したこともなかった。
私はよく初女さんに聞いた。「初女さんだって、疲れたり、苦しかったりすることがあるでしょう? もう人の話を聞くのなんかうんざりだって思ったりすることもあるでしょう?」
今、考えたら失礼なことをよく言ったものだ。そういう時、初女さんは(さあて、どうだったかしら?)みたいな顔をして、答えない。
「わたしは、めんどくさいと思うことがきらいなんです」と、よくおっしゃった。
「めんどくさいことがきらい」ではなく「めんどくさいと思うことがきらい」この違いを、あまり考えたことがなかったけれど、ぜんぜん違うよね。めんどくさいって思う気持ちには、覚悟がない。
世の中に、めんどくさいことは山ほどある。だけど、めんどくさいことに向き合うときに「めんどくせ〜」と思ってしまう心は、なんかやさぐれているなって、感じる。いやなら止めればいいのであって、やると決めたらしっかりとやるしかないのだ。
ねえ、初女さん。人生には限りがあるよね。人は永遠に生きられるわけじゃない。初女さんが70歳で「森のイスキア」を始めた時、きっといつかそれが終わる日が来ることは予感していたと思うんだ。
限りある日々を生きているのに「めんどくせー」なんて、だらだらするようなやさぐれた時間を過ごしたくないって、私も思うようになりました。休みたいなら休む、やるならやる。めんどくさいと思う気持ちはどっちつかずだもの。そんな気持ちで時間を、たいせつな限りあるこの人生を、過ごしたくないって、思うようになった。
初女さんにとっては、ほんとうに大事な1分1秒だったんだろうなって、その時間を共に過ごしてくれていたんだなって思うようになった。
どんな気持ちでこの瞬間瞬間を、このささやかだけれど大事な時間を生きたらいいのか……そう考えたら、祈りって言葉が立ち上がってきた。
誰にとっても平等に大切な時間がいまここに現れて消えていく。その真実のなかに無言に立ち上がって来るものが、祈り……。でも、もしかして70歳まで生きたら違うものが見えるのかもしれない。
初女さんが見ていたものを、私もいつか見れるかな。
初女さんが感じていたことを、少しでも伝えることができるかな。
できるといいな。
おむすびと祈り。毎年初女さんの誕生日に開催しています。
詳細はこちらからどうぞ。
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原発再稼働・現場で起きていること
http://runday.exblog.jp/32716664/
2022-08-25T09:38:00+09:00
2022-08-25T10:05:05+09:00
2022-08-25T09:38:22+09:00
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経産省が電力需給のひっ迫を理由に原発をさらに9基再稼働すると発表した。エネルギー自給率を上げるためだ。
ウクライナにおける戦争の長期化によって原油価格の高騰から、私の町にたった一つだけあった私営のプール施設が閉業になった。
そういうことは日本全国で起きているのだと思う。
電力料金はずっと値上がりしている。電力会社からの節電の訴えは頻繁にツイートされる。資源の乏しい日本においてエネルギー不足は深刻だ。日本が原発を国の政策として導入した時も「無限のエネルギーを手に入れる」という、夢のようなプロパガンダをアメリカから押し付けられて、世論が一気に原発に向いた。信じられないことだけれど、当時は手塚治虫だって、大江健三郎だって原発万歳と原発の建設を歓迎していた。そういう時代だったとしか言いようがない。
エネルギー資源を持たない国は実に苦労する。資源のない日本が原発に賭けた夢を私は理解できなくはない。よく「なんで放射性廃棄物が出ることがわかっていて原発を作ったのか?」と質問されるが、「当時は、将来は科学が進歩して無害化する方法が発明されるだろうと楽観的に考えていた」と正直に言うと呆れられる。実際、その通りなのだ。いつか誰かがそういう発明をするだろうから……という、そんな感じ。そして原発は作られた。ほんとうだよ。それくらい思考停止させられていた。
さて、3.11の津波と地震をきっかけに大規模な原発事故が発生し、日本は広域に放射能汚染され、いまも福島第一原発の炉の内部で何が起きているかの調査もままならない。事故によって日本は脱原発に舵を切るかと思われたが、実際には多くの国民は「エネルギーは経済にとって必要である」というジャッジを下し、その方針を打ち出していた自民党政権によって民主的に原発は維持された。選挙で選ばれた国会議員の多くが自民党だったのだから、これは国民の決断だ。(脱原発を公約に掲げる政党は少なかった。自民党だけではなく国会議員全体において原発問題の見通しが甘いけれど、政府は民意の鏡だとすれば私たちが甘いのだろう)
しかしながら「原発は危険である」という認識はこの国に住む誰もが持っており、世界一厳しい安全基準が設けられた。福島第一原発以降、多くの原発は止まっていた。十年以上使用されていなかった。
原子力発電というものが存在すること事態、とても危険なことだ。それが十年以上、たいしたテロ対策もされずに停止されたままでいたことは驚きだ。この間に電力会社内部で起きたことは何か? 原子力に関わる人材の減少だ。単なる金食い虫となった原子力を維持するのに企業が人件費をかけるわけにいかない。早い話、この十年、原子力は「寝たきり状態」。原子力技術者は「寝たきり」の原子力の介護をしていた。生産性はゼロ。多くの現場経験者が退職し、異動し、離職した者も多い。
原子力に進む人材も減った。今や原子力は職場としては超3Kで、あまり先も期待できない。そこにもってきて会社のお荷物的な部署だし社会の風当たりも強い。そんな職場に進みたい若者はそうそう多くはないだろう。また中堅の社員は、もっと忙しい現場へと異動になり、原発現場の人材がどんどん手薄になっているのが現在の原子力の現状だ。
これは原子力技術者から直接聞いたのだが「長期間使っていなかった原発には水の中に藻が生じたりもしており、とてもすぐに使える状態ではない」とのこと。それも察しはつく。検査や点検には人材が必要だが経験豊富な人材はすでに現場を去り、いきなり人員を配置してもすぐには使えない。また原発も年代によって構造や計器が異なり、それぞれに特徴があるため経験者でも初めての原発を作動させるまでにはかなりの時間がかかるという。
こういう現場の状況を理解して9基の再稼働を真剣に考えているのか?いやこの現場の声はきっと届いていないに違いないと私は思う。再稼働するなら、まず現場の疲弊した状況を国が調査するべきだ。電力会社の旧態然とした体質はそう簡単に変わるものではない。相変わらずのトップダウン企業だ。上が指示して下にムリをさせるのがあたりまえと思っている。それは最近起きた電力会社の不祥事の数々を見れば明らかだ。
問題は現場なのだ。現場の声が企業にも国にも届いていない。それは福島第一原発事故の頃とあまり変わっていない。もし再稼働が命令されたら、現場には技術者がかき集められるだろう。ノルマや目標を与えられ昼夜働くことになるだろう。経験者は少なく、原発を稼働させたこともない若手社員が任務に当たるかもしれない。十年以上、眠っていた巨神兵を動かすような、そういう危険な作業になるのでは……と、危惧している。
2011年の事故以降、政府は何をやってきたのだろうか。なぜ代替エネルギーの研究開発に国をあげて投資してこなかったのか。原油が上がることはわかっていたし、放射性廃棄物から燃料をリサイクルするプルサーマル計画が頓挫したこともわかっていた(ちなみに「もんじゅ」のトラブルもほとんどがヒューマンエラー)。十年あればもう少しなにか手を打てたはずだ。もし原発を稼働する気なら、失われていく原発技術者の育成をし続けるように電力会社に指導することもできたはずだ。使わずにほったらかしておけば、人材は枯渇し、現場が疲弊することは誰でも予想できる。
原発再稼働……この現実を受けて、現場にいる技術者がどんな気持ちでいるのか。寝たきりだった原発を検査点検し、動かすまでのことを誰がするのか。人材が減った現実を政府は理解して電力会社に指導しているのか。
原発事故の多くがヒューマンエラーなのだ。結局は人災なのだ。だから人を育てること、職場環境、十分な休養や、仕事へのモチベーションが必要だ。それが、今現在の原子力の現場に、十分にあると思えない。どうしても再稼働するというなら、現場の職場環境を整えてからでなければ安全とは言えない。
働く人たちの肩に、この国の安全がかかっている。でも、今の状況では技術者が誇りをもって働けるとは思えない。再稼働の賛成とか反対とか、そういう議論以前に、国の考えが浅すぎてやっていることが無謀だと思う。
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6月19日(日)「子どものトラブルに親はどう対応したらいいですか?」講演会
http://runday.exblog.jp/32588232/
2022-05-15T13:46:00+09:00
2022-05-15T13:49:09+09:00
2022-05-15T13:46:08+09:00
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「子どものトラブルに親はどう対応したらいいですか?」
講演会日時 6月19日(日)14時〜15時
会場 湯河原町 宮上幼稚園
定員 30名
参加費 500円
開催日 2022年6月19日(日)時間 14時〜15時 中谷先生のお話 15時〜16時 質疑応答講演会場 湯河原町宮上幼稚園ホール定員 30名参加費 500円※ お子様連れの方も気軽にご参加ください。【申し込み方法】宮上幼稚園にメールかお電話でお申し込みください。メール宛先m.youchien@nifty.com 担当・井上
(お名前・メールアドレス・お電話番号・講演会参加希望、とお書きください)
電話でのお申し込みは宮上幼稚園へ0465-62-3994 宮上幼稚園〒259-0314 神奈川県足柄下郡湯河原町宮上184公式ホームページ[https://miyakami.amebaownd.com]講師中谷 恭子(なかたに きょうこ)東北大学教育学部教育心理学科卒業、同教育学研究科博士課程前期修了。総合病院;兵庫県立淡路病院(現淡路医療センター)に18年、精神病院;兵庫県立光風病院(現ひょうごこころの医療センター)に13年勤務後、現在、行政機関;兵庫県立精神保健福祉センターに勤務。コロナ宿泊療養者のメンタルヘルス相談や、自殺対策等の施策を担いつつ、生きづらさを抱える人々を理解するための講演会や研修会などを通じて、当事者の暮らす場所や彼らが関わる人との関係をより良いものにしていく活動を続けている。・「色えんぴつ」ってどんな会ですか?2009年に神奈 川県湯河原町にある「発達障がい当事者研究会」として始まりました。近隣に住んでいる広汎性発達障が いのお子さんをもつお母さんと、発達障がいに興味をもつ人たちとが集まって、月に一度の勉強会を開催、年 数回のイベントを企画しているとてもアットホームな会です。
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私たちは弱くていい。
http://runday.exblog.jp/32352485/
2021-10-24T12:18:00+09:00
2021-10-24T12:18:55+09:00
2021-10-24T12:18:55+09:00
flammableskirt
未分類
犬と人は1万2千年も前から、家族のような関係にあったらしい。
イスラエルで発見された新石器時代の老婆の遺骨は犬を抱いた姿で出土した。近親者が老婆に寄り添わせたのだろうと、犬の研究家が言っていた。
ホモサピエンスは犬と一緒に狩猟をしていたという設がある。ネアンデルタールとホモサピエンスが共存していた時代、屈強な肉体を持つネアンデルタール人は、野生動物と格闘するようなガチの猟をしていた。我々の祖先であるホモサピエンスはと言えば、身体は脆弱。なので集団で猟をした。ホモサピエンスは弱いからこそ、生き延びるために他者と協力しあい、動物たちをよく観察した。観察することで他者の気持ち、動物の気持ちを察することができ、動物の行動パターンを読みつつ狩をした。感情的な豊かさが殺した動物たちの鎮魂の儀礼へと結びついていった。犬とも協力して狩をし、長い長い時間、ずっと犬と心を通わせてきたのだ。
弱いから、智恵を絞った。道具を発明した。弱いから共に生きてきた。豊かさと反比例に孤独でプアになった人間を、犬はいまも救っている。力による支配には限界があることを知っていながら、力はまだ人を魅了する。人類の歴史を思うと、核兵器で強さを誇示することの危うさを思う。私たちは弱くていいのだ。弱いことは尊い。弱いからこの地上で他の生き物と共生してきた。強くなれば智恵を使わなくなる。そして、いつか滅びる。
この地上の食物連鎖の頂点に立った人間は、すべての生き物がこの地上でバランスよく共生するために智恵を使う役目がある。それが人間の地球上での美しく尊い役目。人間として生まれたことに意味がある。地球の多様性とバランスに貢献し、すべての生き物のために祈ること。私たちは弱くていい。愛と智の門は弱者に開かれている。
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臼田夜半さんのこと
http://runday.exblog.jp/32336850/
2021-10-12T11:48:00+09:00
2021-10-12T11:48:41+09:00
2021-10-12T11:48:41+09:00
flammableskirt
未分類
https://runday.exblog.jp/26285731/
一度しかお会いしたことがなかったけれど、物静かな方だった。
この本は、とてもいい本だ。
たぶん売れないと思う。だけど、いい本ってたくさんあるんだ。
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「死者の祭」10月29日〜31日
http://runday.exblog.jp/32322316/
2021-09-29T17:39:00+09:00
2021-10-01T08:46:05+09:00
2021-09-29T17:39:42+09:00
flammableskirt
未分類
死を宣告された人と会うのは苦手だった。
お見舞いに行っても何をしゃべっていいのかわからない。痩せて、力なく横たわる人に、かける言葉も思いつかない。元気になったらまた会おう、という言葉が嘘っぽく感じる。腰が引ける。居心地が悪い。申し訳ないとも思う。
なにかもっと、かける言葉があるんじゃないか。できることがあるんじゃないか。
でも、触れていいのかもわからない。相手はどう思っているんだろう。何を望んでいるんだろう。わからない。そわそわしている自分がいやだ。病室を出てほっとする。
……そういう体験を繰り返してきた。
どうしたら、具合の悪い人、もしかしたら死んでしまうかもしれない人のそばに落ち着いて寄り添えるだろうって、考えてきた。せめてもっと、かける言葉がないのか?
たくさん場数を踏んだ。いろんな人を見送った。
生きている限り他者は死んでいく。それが人生だと知った。
年をとってきて、だんだん、自分の死と他者の死が重なってきた。
あなたの死が、わたしにも関係ある死になってきた。
死んでいく人の思いに少しずつ立てるようになった。
どうしてほしいかとか、どんなことを考えているかとか、想像ができるようになった。
正解ではないかもしれない。だけど、以前よりは落ち着いていられる。
なにをしてほしいか、聞くこともできる。目を合わせて話すこともできる。
病室でおどおどすると、相手は悲しいんだってこともわかった。
しっかり向きあえば、痩せたからだのなかに以前とおなじその人がいるのがわかる。
変化したのは身体で、その変化に人はすぐ適応するものだ。
気にならなくなる。そして、自然に笑えるようになる。
ひるまないこと。そして、触っていいんだ。そっと。ていねいに。
死者の視点に立てば、世界は逆転して見える。
死んでいく人の視点に立てば、自分は何者かがわかる。
「死者の祭」を開催します。10月29日、30日、31日です。
看取りや、死についての体験をていねいにシェアします。
それぞれの偏見を修正しつつ、考えを深め、死者を弔う対話をします。
共にろうそくの火を灯しませんか?
そして、死んでいく人からのメッセージを受け取りましょう。
生きる智恵を受けとりましょう。
「死者の祭」は死について考えてきた3人の連続セミナーです。
死者と一緒に楽しむためにこのタイトルをつけました。
ふだん、あまり考えないことかもしれないけれど「死」を見つめるのは面白いです。
深刻になることはなく、死神と宴会をしましょう。
3夜連続でご参加くださいね。
死神からいいアドバイスが受けられるはず。
死者の祭へようこそ
今年のハローウィンに「死者の祭」という連続講座を開催します。作家 田口ランディ医師 新城拓也臨床心理士 佐野浩子ジャンルの異なる3人がそれぞれの仕事を体験から「死」の謎に迫ります。「死者」や「死に逝く人」の声に耳を傾け、死の叡知を生に取り入れようという試み。「死者の祭」に参加しませんか?古代ケルト人のように、死を通して、太陽の焚き火に火を灯しましょう。
Covid-19の感染拡大とともに、誰にとっても身近なものとなった「死」ですが、死もまた大切な生の一部です。
Something happens on Halloween 2021
第1夜田口ランディ 10月29日金曜日 20時〜21時30分
『死の過程に起きる幻聴・幻覚の意味と象徴言語』死んでいく人のことばを読む
第2夜新城拓也 10月30日土曜日 20時〜21時30分『安楽死・尊厳死 人は死に方を選べるのか?』人は死ぬ時に何を望むんだろう
第3夜佐野浩子 10月31日日曜日 20時〜21時30分『コーマワーク・生きてこなかった自分を生きる』昏睡状態の人と会話する
詳細はホームページへ。
死者の祭
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わかりやすさはもういらない
http://runday.exblog.jp/32299141/
2021-09-09T08:25:00+09:00
2021-09-09T09:38:19+09:00
2021-09-09T08:25:16+09:00
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未分類
今朝、高市早苗議員が「サナエノミクス」というスローガンを掲げて堂々と出馬表明をしているのを見た。正直、唖然とした。彼女は安倍前総理のバックアップで出馬しているが、ここまで露骨に「安倍さんの路線を引き継ぎます」と押しだすとは……。
「アベノミクス」の完全なコピーだ。これを打ちだすということは、つまり私は安倍さんと一心同体ですと宣言していることではないか。そういう使われ方をしても全く気にならないというなら、この人は安倍さんが言うことはどんな理不尽でも平気で実行するのかも、と。彼女の顔が仮面のように見えた。他者に価値観を預けてしまう人が、私はこの世で最も恐ろしい。
このような、スローガンやわかりやすいコピーを打ちだすのが安倍さん独特の言葉の使い方だ。昔は政治家の政策理念はもう少し具体的に表現されてきた。「一億総活躍」はバブル期に竹下元総理によって打ち出されたスローガンで、地域振興のために一億円を交付した政策。これも賛否両論あるが、実に時代感が出ている。ほんと、バブルだ。
世界がCovid-19でカオス状態となり、20世紀のツケの内紛や難民問題、環境汚染や自然災害とも向きあわなければならないこの時期に「サナエノミクス」を掲げて与党総裁選に出馬するのは、あまりにも内向きで、見ていて照れる。どうにも、恥ずかしいのだ。この恥ずかしさをどう言ったらいいだろうか。
あからさまに「個人的な関係」を見せつけられて、目のやり場に困る時があるでしょ、あんな感じで公共の場に「安倍と早苗」として出てこられたようで、うつむきたい気持ちになった。
本当に、こういう女性の登用の仕方が、女性にウケると思っているのか、もしそうだとしたら自民党の連中は「もうどうしようもないじじいだな」と思う。
安倍前総理の意思を継いで、スローガンまで同じにするのだから、この方は安倍さんの政治手法が正しいと信じているのだろう。なので、たぶん記者会見では「わかりやすい言葉で無責任なことを断言する」というあの手法をとる。断言したことはすぐ忘れるだろう。その後始末で官僚は右往左往しなければならなくなるだろう。都合の悪いことは逃げるだろう。説明責任は放棄するだろう。マスコミには脅しをかけて黙らせるだろう。与党の悪しき部分を変える気はないだろう。以上すべて推測。
「私は現在の政治の在り方を貫きます」という宣言が「サナエノミクス」なのだろうから、よくここまで堂々とわかりやすく本音を打ちだしてくれたものだ、つまりはそれが受け入れられると感じているのだ。この感覚のズレが、政治と私のズレだ。
Covid-19対策や、オリンピック延期など、どれほど無責任な政策を取って危機管理ができていないのかが露呈しているいま、もし「サナエノミクス」に再び期待する人がいると思っているなら、もうそれはエヴァンゲリオン的自己中の妄想の中で生きているとしか思えない。
わかりやすい短い言葉で断言してリーダーシップを強調する……というのは小泉純一郎元総理が使って国民を煙に巻いた手法だ。小泉さんの時の総選挙はひどかった。あんな茶番にまんまと国民が乗せられた。あの後、小泉チルドレンはどうなった? 小泉さんが政権をとった4年間で日本は自由資本主義の方向に進み、ものすごく地方が疲弊して暮らし難くなったと思っている。郵政民営化がそんなに必要だったのか? 公共サービスを民営化することで何か良くなったか?
国民生活を支える公共サービスは民営化せずに、改革していく道を進んだほうが社会にとって良かった。ずっと右肩上がりの経済を目指す資本主義を、老齢化社会が担っていけるのか。
だけど、あの時代、小泉さんの存在は、それまで「あーうー」とまわりくどい説明をしていた政治家のイメージをこわし、目新しかったんだ。
小泉さんは短い言葉でキャッチーに断言するが、内容は郵政民営化の一点張りで、いったい何がしたかったのかは国民は理解できたんだろうか?わからないまま、見た目がいいのであの変人につき合ってしまった……という感じなんじゃないのかな。
しっかりと、わかる言葉で説明する大人の政治家が必要だ。政治家が国民に説明をしないでどうする。雰囲気だけの言葉で口先三寸で語ってどうにかなる時代ではない。
私も、しっかりと聞くよ。努力する。政治から逃げないよ。めんどうがらずに政治家が何を伝えてくるのか精査し、自分の頭で考える。
次世代に大人が政治的な議論をまともに、冷静に、建設的にする姿を伝えられるようにがんばるよ。
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「逝き方は選べますか?」
http://runday.exblog.jp/32288658/
2021-08-31T11:55:00+09:00
2021-08-31T11:58:50+09:00
2021-08-31T11:55:47+09:00
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未分類
新城拓也先生の講演動画をアップいたしました。
緩和ケアの現場で多くの方を看取って来た新城先生のお話は示唆に富んでいます。
私たちが思い違いをしがちな、亡くなっていく患者さんの気持ちをうまく言語化し表現してくださいました。
ご参考になると思います。ぜひ、ごらんくださいね。
今後も新城先生とターミナルケアに関する勉強会を開催していく予定です。
YAMI大講演会企画の動画説明
「逝き方は選べますか?」
ホスピス医としての経験を生かし、在宅医療の世界で「終末医療」のあり方を模索し続ける新城拓也先生に、コロナ下で見えてきた終末医療の課題や、これまでの経験をもとに看取りの場づくりについて語っていただきます。聞き手は、プロセスワーカーとして医療現場のメンタルケアを支えている臨床心理士の佐野浩子さん。司会は、二人の共通の友人であり看取りの本も多く出版している作家の田口ランディです。日時2021年 8月3日火曜日20時〜22時定員 60名
◆登壇者プロフィール新城拓也(しんじょうたくや) 1971年生まれ。1996年名古屋市立大学医学部を卒業。脳外科、内科を経て、社会保険神戸中央病院緩和ケア病棟でホスピス医として10年間勤務。2012年に、がん患者の外来・訪問診療を実践する「しんじょう医院」を開業。以来、在宅医療の世界に身を投じ、日々奮闘している。2020年12月26日夜のNHKスペシャル「患者が“命を終えたい”と言ったとき」に出演。終末期医療」のあり方に苦悩し模索する医師として多くの人の共感を呼ぶ。日本緩和医療学会専門医。
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第3回からだ塾「夏バテ防止とCovid-19対策」
http://runday.exblog.jp/32288653/
2021-08-31T11:49:00+09:00
2021-08-31T11:51:37+09:00
2021-08-31T11:49:49+09:00
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第3回「からだ塾」夏バテ予防とCovid-19対策
田口ランディ主催の東洋医学研究会「からだ塾」
※からだ塾では60人の塾生と実践的に東洋医学をオンラインで学んでいます。
一年間に4回の勉強会と4回の講義があります。
講師は北辰会の鍼灸師山本克仁先生です。
今回もさまざまな気づき、発見のある2時間でした。
私が気になったポイントをまとめてみました。
■東洋医学的な夏バテアプローチ
・不眠
山本先生人間の身体を「体温の水が入った水袋」と表現します。私は基礎体温が低いので36度の水が入った水袋です。私は水分を口から取り込み、その水分を皮膚の毛穴から蒸発させ、またおしっことして排出しつつ、全体では約70パーセントの水分を維持しているわけですね。
こうして座ってパソコンに向っている間、活発に活動しているのは脳です。なのでエネルギーは脳に集まってきます。脳がヒートアップする……つまり、身体をめぐる気は上昇します。上がった気はなかなか下に降りてくれませんので、夜、興奮して眠れなくなります。
オンラインの仕事が続いている人はこの状態になり、睡眠がうまく取れなくなります。私などよくこの状態になります。
先生は「物理的に頭を冷やすとよいでしょう。アイスノンなので冷やして寝るとよく眠れます」とおっしゃいました。まさに、私は眠れない夜はソフトアイスノンを使って休みます。頭が冷えるとほんとうに眠りやすくなるんです。
できれば、眠る前の数時間はパソコンなど脳に刺激の強いものは避けたほうが睡眠は取れますね。
・内の暑さと外からの冷え
暑いからと言って、クーラーや扇風機の風に長時間当たりすぎると、身体の内側は暑く、外側は冷たいという状態になります。外側を冷やしても内側は冷えないということですね。顔に扇風機の風を当てて寝てしまったりすると顔面麻痺が起こる場合がある、と先生が言っていました。
クーラーの風が直接に当たる耳が外耳炎になったことがあります。外側だけ冷えるというのは陰陽のバランスを崩すのでしょう。上半身が冷えると喉が腫れたりもしますね。風の当たり過ぎは風邪のもととなります。まさに風は邪気ともなるのです。
とても暑い時には冷たいものが欲しくなります。冷たいものを飲むと内臓は冷えますが、そのせいで胃や腸に負担をかけます。暑い時は汗をかいて、発汗することで体を冷やす。そして、あまり冷たいもを多量に取らないように心がけるほうがいいようです。私は駅で買う水は常温を頼みます。冷房の車内で冷えすぎてしまうからです。
■腎の元気
・更年期のホットフラッシュ
更年期の女性には急に顔がほてったり、のぼせたりすることがあります。先生は「閉経の時には腎に負担がかかる」とおっしゃいます。腎は人間が先天的にもって生まれてきた「元気」が蓄えられています。腎の消耗はすなわち元気の消耗。腎を補うお灸ということで、3つのツボを教えていただきました。
質問 さて、腎を補う3つのツボはどこでしょうか?
答えがわかった人はよく勉強していますね(笑)!
右足の陰谷
申脈
照海
でしたね。
上記の3つのツボは大事なツボなので暗記しましょう!
・腎は水と関わりの深い臓器です。腎の働きについてよく理解しておくと、自分の身体の状態を考える上でとても役立ちます。「からだ塾」では腎は重要タームです。特に腎は髪や耳に関係します。腎の消耗で髪が薄くなったり細くなったりしますし、耳の聞こえが悪くなったりします。
ちなみに田口はこの夏「耳に不調」が出ました。これは比較的家にこもり、冷房を浴びていたことにより発汗ができず身体の内側が熱くなってしまったのを「冷たいものとハーゲンダッツで冷やす」という悪循環を続けたためと思われます(とほほ)。尿の回数も減ってしまいました。
発汗によって身体の内側が冷えている時は、不思議と温かいお茶がほしくなりますが、外側が冷えていて内側が熱いと冷たいものが欲しくなります。特に甘いアイスクリーム!気をつけましょう。
■メンタル管理は食べ物で
メンタルが不調の時どうしたらいいか?
「メンタルが不調の時は、おいしい好きなものを食べてください。食べることで胃腸が動き、身体が変化していきます。好きなものをおいしい〜と言いながら食べてください。不調だからとサプリメントで補おうとするのは本末転倒です。ちゃんと食べることをしないで、栄養補助食を食べても本来の元気は取り戻せません」
……まさに。落ち込んだ時は、友達と焼き肉を食べに行ってビールを飲んでくだを巻くのが一番(笑)しかし、それをやって飲みすぎてお腹をこわして……ということがこの夏は続きました。なにごともほどほどに……ですね。最近、ビールは腎臓に負担が大きすぎてあまり飲めなくなりました。翌日に一番響かないのは「焼酎のお湯割り梅干し入り」です……。
■ダメージは1週間後に来る
無理をして遊んだり、睡眠不足や暴飲暴食をした後のダメージは、翌日にも来ますが、私の場合は1週間後にもっときます。目の疲れ、耳の聞こえの悪さ、だるさ、抜け毛……といった顕著な症状が出てきます。回復させるためには「寝るしかない」です。とにかく寝ること。眠って、軽く運動して汗をかく。冷やさない。それだけです。ごはんひかえめに一日2食。そうしていると、また元に戻ってきます。
心にも負担がかかっているので「ヨガの呼吸法」は役に立ちます。首回りのストレッチも深い呼吸のためには有効です。
……というわけで、落ち込む→遊んで発散→疲れて眠る→元に戻る→落ち込む→遊んで発散→疲れて眠る→元に戻る……これを繰り返しているのが私の人生のようです。平穏な時はわりと何もしないものですね。
■内臓を回復させるのは眠りだけ
人間が人生の3分の1を昏睡して過ごすのは、眠りを確保するためなのですね。もし眠りが浅ければ人生はもっと短いかもしれません。疲労回復させるためには絶対に眠りが必要。
起きている時間を充実させるためには、よく眠ることです。若いうちは眠らなくてもどうにかなりましたが、50代になったら、眠らなければ能力が著しく低下することは必至。
60過ぎたら、眠りの質が人生のクオリティを決めるくらい重要だと気づきました。
私たちは、安心して眠れる治安のよい国に住んでいるだけで幸せです。たとえば、内紛の多い国では「心臓発作」で急死する人がとても多いそうです。これはストレスによるものらしいです。
東ティモールの独立運動で、粛正を経験した私の知人も、若くして心臓発作で亡くなりました。突然死は社会問題になっています。
■逃避としての眠り
また、大量移民を受け入れているスウェーデンでは、最近、難民としてスウェーデンで暮らす子供たちの間に「眠ったまま目覚めない」という症状が増えていることを知りました。子供たちは絶望のために意識不明になったまま何年も目覚めないんです。子供が自ら昏睡状態に入る……ということが衝撃でした。
でも、この病気は今後、世界のさまざまな地域で増えていくのではないかと思いました。まるでSFですが本当の話です。
絶望的な情況からの逃避としての眠り……、これは自死ができない幼い子供たちの緩慢な自死のように見えました。
この症状は、難民として認定されてその国に住めるようになると、親のメンタルが安定し、子供たちは目覚めるのだそうです。子供は親の絶望を代弁していのでしょうか。
そう思うと幼い子供たちにとって、親の不安や絶望がどれほど辛く苦しいことかがわかります。子供は自分の未来に絶望するのではなく、絶望している親の苦しみから逃避しようとするようです。
大人が絶望していちゃアカンな。恐がってばかりいてはアカンな。
■Covid-19対策
Covid-19は感染力は強いですが、インフルエンザと同じようなウイルスです。感染しても多くの人は自宅療養で回復します。以下に西洋医学的な見知から重症化のメカニズムを解説してみます。
コロナウイルスが体内に侵入してくる。すると脳は免疫系に信号を送り「攻撃指令」を出す。この伝達物質が「サイトカイン」。このサイトカインがあまりにたくさん出されると免疫系が過剰反応を起こし、その結果として自分の身体を自分で攻撃してしまい炎症が起こる。これを「サイトカインストー厶」と呼ぶ。
攻撃しようとして過剰に免疫系が働き、自己免疫疾患の状態になるわけだね。「サイトカイン」を制御する役割を担うのが「レギュラトリーT細胞」。この細胞によってサイトカインが押さえ込めれば炎症はおさまる。
ところが、この「レギュラトリーT細胞」が減っている人は、炎症を押さえ込めずに重症化する……、というのが順天堂チームの分析だ。
え? じゃあ「レギュラトリーT細胞」が正常であればいいわけだよね。そうすれば感染して「サイトカインストー厶」が起きても、防衛軍がうまく機能して重症化せず、自己免疫系がウイルスを駆逐してくれる。
いったいどういう人の「レギュラトリーT細胞」が減少するのか?ここがリスク回避のポイントになるはず。
たとえば糖尿病の人のリスクは2倍、慢性閉塞性肺疾患の人のリスクは6.5倍。動脈硬化など血栓のできやすい血管状態の人もリスクは高くなる。(このあたりのリスクは、すでに報道されているので、目新しいことではない)
肝心かなめの「レギュラトリーT細胞」を増やすにはどうしたらいいか、そこを知りたいよね。そうすれば当然、重症化リスクは低くなるわけだから!
この「レギュラトリーT細胞」はビタミンDと深く関わっているのだよ。ビタミンDが不足すると「レギュラトリーT細胞」が減ってしまうんだって。そして、消化管からビタミンDの吸収量が低下すると、あんがいとすぐにビタミンD欠乏症になると言うのだ。知らなかった、ビタミンDが欠乏していると免疫系に影響を与えるんだね。
というわけで、以下に「レギュラトリーT細胞」を増やすためのポイントを列挙。
・腸内環境を整える。ビタミンDを吸収できるようにしておこう。そのため食物繊維や発酵食品を適度に摂取すること
・ストレスを減らす(十分な睡眠を取る→適度な運動)
・ビタミンDは日光によって生合成されるビタミンで昼間に夏なら5分〜10分、冬なら20分〜30分の日光を浴びることで生合可能。
・魚類の肝臓やキノコ類にもビタミンDは含まれるのでバランスのよい食生活を。(このビタミンは野菜には含まれていないのね)しらす干しなどにたくさん含まれている。
パーキンソン病などとも関連が指摘されており、健康にとってかなり重要なビタミンDの摂取、それが「レギュラトリーT細胞」にとっても大事。ひいてはコロナの重症化を予防する、ということに。
以上の結果をざっくりとまとめると「短い時間でよいので毎日、お日さまに当たりましょう。ずっとひきこもりはよくないですよ、動いて食物繊維や発酵食品を食べて腸内環境を整えましょう。腸からさまざまな栄養を吸収できるようにしておきましょう。ストレスがあるときほどよく眠りましょう。魚類やキノコなども食べましょう。
……つまり、日本人の食生活をフツーにしていましょうってことじゃないか!日本食を食べて運動して、フツーに暮らしていたら、それでOKってことだ(なにがフツーかは個人差があるが、一般的に身体に良いと言われていることをやっておけば間違いないらしい)。だから日本は重症化率が低いのか。
わからないけれど、この分析結果は、山本先生が言っていることとほぼ同じ。
つまり西洋医学的にも、東洋医学的にも、Covid-19対策は「ちゃんと日本食を食べて、運動して汗をかいて、よく眠りましょう」に尽きるのでした……。ついでに天然ビタミンCを取り、冷えたらお灸をし、冷たいものの取りすぎに注意して、元気でまた次回、お会いしましょう〜!
◎今回の講義のポイント
熱くなる→冷やす
内側が冷えるのと、外側が冷えるのは違う。
外が冷えても内側は熱いまま。
両方を冷やすのは発汗で!
胃腸は冷たいものが苦手!
内臓は体温より冷えたくない。
腎臓と膀胱は関わりが深い
腎臓は肺や心と表裏の関係
64歳にして歯と髪は去る……と言われるように60歳を過ぎたら腎の精気はなくなっていく。これは自然の摂理。
食べたものからとる精気で生きていくしかない(笑)
そしてよく眠り腎を養うこと。
年を経ても、ないはないなりに安定しつつ老いていけばよし。
覆水盆に返らず。若い頃の無理は身体に残る。
よく理解して、自分の身体と二人三脚。
身体は変化する。先天的な体質はあるが
「私は◎◎が弱い」「私は◎◎だ」との思い込みは捨てる。
かつて◎◎で、いま◎◎で、これからどこへ行くのか。
流れとして観ていくのが東洋医学。
ではまた次回もお会いしましょう。
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第九の合唱ってどんな歌詞?
http://runday.exblog.jp/32269116/
2021-08-16T15:06:00+09:00
2021-08-16T15:06:28+09:00
2021-08-16T15:06:02+09:00
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未分類
「晴れたる青空、いざよう雲よ、小鳥はさえずり野原に森に」
って教わったんだけど、実際に聞いてみるとなんか違うような気がする。
あれってどんなことを言ってるんだろう?
第9のほんとの歌詞が知りたい……と思い、ドイツ語で歌詞を検索。
ドイツ語→日本語
の順序でDeepLで翻訳をかけてみた。
なんじゃこれは、変な歌詞。
ドイツ語→英語→日本語
で、翻訳をかけてみた。ややわかりやすくなったかも?
合っているのかどうかわからんが、それを田口ランディ訳にさらに意訳。文脈から判断して、こんなこと言ってんじゃないの……と推測。
しかし、第9って、マジ?こんな歌だったの?
以下、自動翻訳を駆使した田口ランディ訳の第9合唱。
めっちゃレゲエだ!
ヘイ友よ、こんなメロディじゃなく
もっと楽しく盛り上がろうぜ
もっとわくわくしよう
わくわくは、神さまの花火だ
へい!エリュシオンガールズ!絶世の美女共よ
おれたちゃもうくらくらで天国行きだ
あんたの魅力が常識をぶち破ってくれたんで
もはやみんな兄弟だぜ、ブラザー
ああ、なんてしあわせなんだ〜!
すげー友達をもってる
すげーいい奥さんをもってる
それってハッピーだ
ひとりぼっちでもいいじゃん
とにかく、みんなで盛り上がろうぜ
この地上で、オレはオレだって叫べるやつは
ここに来て一緒に歌おうぜ!
ぐずぐずしている奴は泣きながらとっとと去りやがれ
さあ、大自然のおっぱいから
喜びをごくごく飲もうじゃないか
善人も悪党もみんなバラの道を歩んでる
オレたちにはさ、
キスとぶどう酒とどんな時もいてくれる友達がいるんだぜ!
虫けらに与えられた気持ちいいセックスとか
神々しい神さまの前には化け物が立っていて近づけないけど
いいじゃん、それでもオッケー
人間万歳だ。星ぼしが飛び回るこの壮大な大宇宙を
いざ進め!ブラザー!輝けるヒーローのように!
さあ、みんな盛大にハグしよう!ハグしよう!ハグしよう!
キッスを全世界へ飛ばせ!
ブラザー、この星のかなたに真実がある。
宇宙の真理にひざまづくか?
神さまを感じるか?
星空の向こうに宇宙の真理がある
神はあの銀河の彼方にいるんだぜ〜!
ベートーベン、ぶっ飛んだ方だったんですね。答え合わせはどうぞYouTubeで。
https://youtu.be/YTfUpuId-Sw
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Let it be
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2021-08-16T14:48:00+09:00
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flammableskirt
未分類
コロナ時代版
田口ランディ訳
Let it be
めちゃくちゃ落ち込んでどうしようもなくなったとき
マリア様がやって来て、
僕に賢者の呪文を囁くんだ
Let it be,
もうどうしようもなくなってお先真っ暗なとき
マリア様は僕の前に立って賢者の呪文を囁くんだ
Let it be,
成り行きにまかせればいい
あるがままでいればいい
Let it be,
そしたらね、傷ついて生きているこの世界のみんなが
あれ〜? 大丈夫なんだと気づくんだ
大丈夫なのかも
答えは、あるかも、さ!
引き離されてバラバラになっても
また会えるかも、って気づくんだ
そんなに落ち込まなくていいのかも
自然の流れにまかせていい
あるがままでいい
そうさ、賢者の呪文を囁くんだ
Let it be, Let it be,
Let it be, Let it be,
どんなに曇った夜だって、
僕を照らしている光りがある
だから、明日まで輝いていようよ
僕は音の調べで目を覚ます
するとマリア様は僕のところへやってきて
賢者の呪文を囁くんだ
Let it be, Let it be,
Let it be, Let it be,
ほら、答えはあるかも、さ!
ね、大丈夫だろう?
Let it be,
自然の流れにまかせればいい
考えこまなくていい
そんなに落ち込まなくてもいいんだよ
Let it be, Let it be,
Let it be, Let it be,
賢者の呪文を、囁いてみよう
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